八幡神楽 式六舞の4 山ノ神舞
本日は八幡神楽さんの山ノ神舞について
八幡神楽では戦時中に中断した以後はしばらくの間は踊り手不足のため、山ノ神・恵比寿舞・権現舞の三演目だけと言う期間があったとのこと。
つまりはこの三演目はどうしてても欠かせない演目であったことということだろう。(舞手の人数が少なくてすむということもあるが)
しかし、ここの山ノ神舞は非常に祈祷色が色濃く残っていて、この神楽組の出自を如実に表わしている。
面は赤顔の吽形である。
舞自体は黒森系に近いが、そちらは赤顔の阿形である。
爪米の散供
面を外してのクズシ舞です。
刀舞では背に挿した御幣の紙を後ろ手に断ち切る所作があり、悪魔祓いの祈祷がこめられているようである。
続いて幣の舞になり、幣束を弓で射る所作が入る。
最後は扇の舞で終わる。
実に厳粛な祈祷舞となっている。
動画でどうぞ。
