赤谷神楽 八俣の大蛇退治_選抜神楽 花泉大会
今日はいきなり暖かな(外にいると暑い)一日となった。このまま暖かくなるといいのだが。
さて、というわけで、第31回岩手県南宮城県北選抜神楽赤谷神楽花泉大会のリポートも今日が最後の演目となりました。
この日のトリは、赤谷神楽さんの八俣の大蛇退治です。
赤谷神楽さんでは、この演目を八雲舞と呼んでいるそうです。
この演目で舞台天上に大蛇を吊るしておくのは法印神楽の様式であり、また素戔嗚尊を主神とする神社ではこの演目を特に重視し、最後に演じられるという。
赤谷神楽さんの蛇頭です。そういえば、この日の年季の入った神楽舞台は赤谷神楽さんの物だということです。
そこへ手名椎、足名椎、稲田姫が出て参ります。
しばらく手名椎の嘆きの神詠儀が続きます。
そこへ素戔嗚尊が現れ、稲田姫をくれるなら見事大蛇を退治しようと宣言します。
吊るし大蛇の醍醐味は、二本の綱を操る神楽師さんの大蛇操作技術にあります。
熟達した操りでは真に生きている大蛇がうねるような動きを表現します。
素戔嗚尊が大蛇の首を切ると、中から赤く染めた籾殻が血飛沫の如く吹き出します。
最後は面を外して、喜びの千代の御神楽で舞納めます。
動画でどうぞ
