fc2ブログ
2013.05.07 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

大森神楽 山ノ神舞 @選抜神楽 花泉大会

本日は大森神楽さんの山ノ神舞です。

山ノ神舞はどの系統の神楽組でも最も崇高で威厳のある演目という位置づけになっており、かつ舞手にとって最も過酷な長時間に渡る激しい荒舞です。
大森神楽の山ノ神もまた、驚嘆すべき技と体力が要求されます。(若くなけりゃできないが)

雲張りです。
出掛かりは「サンヤー 山ノ神は 山ノ神は サンヤー」



幕出しでは幕を大きく揺らしながら出ます。

DSC09937.jpg

一舞の後に米の散供になりますが、この日は餅を撒きました。

DSC09953_20130507213601.jpg

面を外して次の舞に入る前に胴取殿の撥車です。今日も決まっています。

DSC09967.jpg

崩し舞の後に舞手自らが山ノ神の本地を語る場面がありますが、いつも思うのは激しい舞の直後に息も乱さずに朗々と語るのは、まさに修験者の業と。

「さらさらと降りたもう 権者あやにまし サンヤーあやにまし。
 色佳きかたち高麗の権者おもしろし サンヤーおもしろし。
 山ノ神のご本地を詳しく説き奉る サンヤー奉る。
 父をばカクジツノミコトと申し奉る サンヤー奉る。
 母をばカヤヒメゴゼンと申しおんたいとなし、
 お産ませたもうその子をば大山祗尊とはそれがしがこと申すなりヨー。
 世の中の きぐさの雨露しのぎ日にあらため 良くとしつきの齢をたもつこと。
 皆自らがなす業なり ヨーホー。
 秋山々みな紅にそめながら みな金銀の衣衣装 ヨーホー」(違ってたらすみません)

この言い立てであるが、早池峰系の舎文は
「さらさらと天下ります山ノ神和光のご利益いや増しにけり・・・」
ですぐに山ノ神の本地に入る。

ところが岩手郡の一方井神楽の舎文は
「さらさらくんだりたもうござさんや、
 あやにますいろよきかたちこうらいの
 ごんざさんや おもしろし
 されば山ノ神の御本体をくわしくたづねてまつるによっておろかなり、
 さあれば父の御名をば那羅葉大王と申し奉る。
 母をば金毘羅三所御前と申し奉る。  ・・・」(岩手の民俗芸能 山伏神楽編より抜粋)

となっている。語彙に多少の違いがあるが、岩手山麓に広がる山伏神楽に共通項を見出すのは尚早かもしれないが、面白い比較と思います。

DSC00023.jpg

最後は三宝と刀、鞘を持って舞納める。

DSC00048.jpg

動画でどうぞ。


(動画の掲載が遅れました、お詫びいたします)

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2013.05.07 |

«  | ホーム |  »

プロフィール

祭りの追っかけ

Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

カレンダー

04 | 2013/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ