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2013.05.03 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

大森神楽 八幡舞 第31回岩手県南宮城県北選抜神楽 花泉大会

今日は第43回岩手県南宮城県北神楽大会へ出かけました。が、家の都合で午前中の3番まで見て帰ってきましたので、いずれ後でご紹介することと致します。伝統ある大会だけに盛大な神楽大会でした。

そういう訳で、本日は選抜花泉大会の方から、大森神楽さんの八幡舞です。

八幡舞は山伏神楽系統の演目ですが、私が大好きな演目であります。
水沢地方での生まれ干支の守護神である仮諦神では戌亥八幡と申しまして戌年生まれの私の守護神であるということもありますが、神道と仏教が混淆された第1号が宇佐八幡であったことより様々な信仰形態で崇められてきた八幡神に親近感があるためです。

などとどうでも良い私見はこのぐらいにしておいて、八幡舞について。

八幡舞は仲哀天皇と神宮皇后の間に生まれた誉田別尊とその兄である品夜別命の舞である。
誉田別尊すなわち応神天皇は母神宮皇后の後、諸国をひろく治めたとあるが、それ以上にその後に続く子孫の武士によって武神として祀り上げられたことで有名である。

DSC09544.jpg

もとより、八幡舞は武人の舞であるゆえに両人が弓をつがえてコトの本地を述べる訳である。

DSC09532.jpg

ここで、大乗系の上根子神楽では八幡神の由来を神台本で述べてそののち利生舞に移るのであるが、大森では即物的に弓矢を持って祓う形式になっている。
つまり、ここは祓いの舞となる。

DSC09577.jpg

「八幡大神宮の御本地を奉る時に訪ね奉る サンヤー奉る。 
  父おば仲哀天皇と申し奉る。サンヤー奉る。 
  母をば神宮皇后と申す御体となし申したて奉る。
    応神天皇八幡大神とはこれなしが候申し奉る。」

DSC09592.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2013.05.03 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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