赤谷神楽 御番所(道化)
間もなくゴールデンウィークが始まる。今年の連休は南部神楽三昧になりそうな気配。
といっても明日は仕事だが・・・
という訳で、本日は延年閣での南部神楽最後の演目、赤谷神楽さんの御番所です。
御番所というのは江戸時代に交通の要所に置かれたもので、通行人や荷物などをあらため、取締や徴税を行ったものという。
ちなみに仙台藩花山村寒湯(ぬるゆ)番所跡が今も当時のままに残されていて国の史跡になっているようです。
そんなわけで、今日も金成街道に検問に来たダンポさんです。
最初の通行人ですが、出し物は俵星玄蕃。
ベテラン先生の時代の神楽師は様々な芸を身に着けていて、見るものを飽きさせなかったことが推し量られます。
また、そういう諸芸を身につけることにより、神楽にも磨きがかかったものと思われます。
今回も御番所を通るのは、この日延年閣で上演した他の神楽組選出の芸達者さん達です。
次は狼ヶ志田神楽の会長! 頑張ってます。
流暢な中国語で唄を披露します。
6月の胆沢芸能祭りのドゲは期待してるよ!
次は、非常にいいものを見せていただいたっていう感じです。
なんと達古袋神楽さんの「タンブツ唄」(田打ち)です。
田植え踊りから独立した座敷芸と思われますが、こんな芸が残っているなんて、楽しくなってきます。
トリは鶯沢神楽の会長さん。
これも芸達者と言う感じです。
内容は落語の「目薬」から題材にした講談調の笑い話です。
目薬を買った亭主が「薬をめじりにさす」という字を読み間違えて女房の尻にさし、それを女房が屁で吹き返して結局は亭主の目に薬が入りめでたしという話です。
これを実に達者な話芸で話をすすめる。炉端で聞きたくなるようです。
動画でどうぞ。
