寺崎はねこ踊り @伊達な杜舞台
以前から見たいと思っていた寺崎はねこ踊りだ。
宮城県桃生町寺崎(現石巻市)に鎮座する寺崎八幡神社では4年に一度の式年祭が行われるが、昨年はその年にあたり、震災後の復興を祈願して盛大に執り行われた。
祭りでははねこ踊りが神輿渡御に随行し山車の前で踊られる。
寺崎地区周辺では、かつて他に5地区でも行われていた。この踊は旧桃生町永井地区が発祥とされており、江戸時代、たびたびの凶作に苦しめられた人々が、ある年の豊作に歓喜し、神社に詣でて踊り跳ねたことに始まるといわれ、寺崎地区には永井地区から昭和初期頃に伝わったとされている。
他地域のはねこ踊は廃絶しており、現在は寺崎のはねこ踊が唯一のもので、貴重な存在となっている。
踊りは『御田打ち囃子』『献囃子』『馬鹿囃子』の三つから成り立っていて、『御田打ち囃子』は田の神を迎えるための呼び出しの踊り、『献囃子』は稲作の一連の作業姿を所作した踊り、『馬鹿囃子』は、神への感謝、厄払い、平穏無事の生活の願望を表した踊りとのこと。
毎年9月第2土曜日には「ものうふれあい祭り」の中で、はねこ踊りフェスティバルが開かれ、石巻市内外から沢山の踊りチームが参加する。
開催時間は12時からで、パレードは18時~20時です。
今年は見に行こうかな。
動画でどうぞ。
