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2013.04.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

吉田浜獅子舞 @伊達な杜舞台

今日は久々に地震のエリアメールが鳴った。そう大きくなかったが、災害は忘れた頃にやってくるという、用心に越したことな無い。

さて、今日は伊達な杜舞台から吉田浜獅子舞を。
吉田浜は七ヶ浜町の塩竃湾に面した半島にあり、塩釜神社の末社である吉田神社がある。

毎年旧暦3月17日の吉田神社の祭礼に吉田浜獅子舞が奉納されるが、その日は神社での奉納と直会だけで終わる。
近年の吉田浜は漁師家庭よりもサラリーマン家庭が増えたため、1日掛けて門付して歩くには土日でなければ不可能となり、4月の第4日曜日に行うようになったとのこと。

DSC08755.jpg

吉田浜獅子舞は明治の初め頃に大曲浜(東松島市)から伝わったとされる。
獅子舞は大漁祈願、家内安全、悪魔祓いを祈念し、神社を出発して吉田浜地区内を門付して歩く。
吉田浜では先の震災で250戸のうち28世帯が流され、高台移転等が計画されている。

DSC08773.jpg

舞の途中でサイボウが神剣を取って四方を祓う舞が入る。

DSC08768.jpg

塩竈のみなと祭りに呼ばれていくこともあり、宮坂の入り口にあたるところで、神輿が戻ってくるときにお向かえの獅子を舞う。祭りのときには、竜王船が吉田浜までやってきて舞を奉納して、祝詞をささげる。
獅子舞は、平成 23 年は震災直後だったため、獅子舞をやっている場合ではないだろうということで、中止となった。
(東日本大震災に伴う被災した民俗文化財調査2011年度報告集 より抜粋)

DSC08784.jpg

最後に揃って礼をし暇乞いをするのだが、この時の囃子は法印神楽でのチラシの調子になっている。

DSC08794.jpg

動画でどうぞ。


2013.04.17 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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