二渡神楽 打ち鳴らし、権現舞
本日はひょんなことから大槌稲荷神社さんを訪問した。
十王館禰宜さんは今、とうとうの森プロジェクトのイベントとして「東日本大震災犠牲者慰霊祭・復興祈念祭(仮題)」を東京の明治神宮で開催することを計画しているという。
まだ、ラフスケッチ段階のようですが、是非とも成功させたいと願います。
このことについてはこれからも逐次ブログに掲載したいと思います。
さて、そんな中ですが今日はサプライズでかねてから見たいと願っていた二渡さんの権現舞を見させていただくことができました。(なかば無理やりお願いしたような気もするが)
それはこの一枚の写真との出会いから始まりました。
これは20年近く前の安渡の正月風景です。
二渡さんの権現舞は安渡から旧大槌村の範囲を約200軒にわたって門付して歩いたそうです。
震災後は門付する家もほとんどなくなってしまったため、今ではあまり行われなくなったそうです。
そうとなれば、益々復活した姿が見たいと願っていたものですが、実現しました。
最初に打ち鳴らしです。
胴取りは長男の悟記さん、鉦は次男の雅舞美さん、笛は三男の孝愛笛さんです。
父ちゃん(禰宜)の笛も伸びのある音色で素晴らしいです。
陰に隠れて見えませんがお母さんも鉦摺りと一家で神楽です。
この時は急拵えのため権現様に幕が張ってありませんが、拝殿の方に幕が置いてありました。
次は是非門付風景を見たいものと思っておりますが、このあと次男さんと三男さんは修行に出るとのことで、兄弟三人揃っての神楽は今だけの期間限定です。ありがとうございました。
動画でどうぞ。
