嵯峨立神楽 翁舞
本日は多賀城市の東北歴史博物館で行われた「南部神楽上演会」についてお伝えします。
最初の演目は翁舞
演ずるのは修験道賀多羽流嵯峨立神楽(しゅげんどうかたはりゅう さがだちかぐら)さんです。
由来については当日パンレットより
「上沼加茂流法印神楽(登米市中田町)を弘化年間(1844~ 1848)に習得し、伝えていたが、明治初年に南部神楽へ移行した。主導したのは笹谷神楽(岩手県一関市赤萩字笹谷)を習得していた気仙大工、もしくは岩手県油田(一関
市花泉町油島1旧油田村)から当地に婿入りした岩渕徳兵衛と言われている。
明治38年頃には岡谷地南部神楽(登米市登米町)に神楽を教えるなど活動が盛んであったが、その後に中断し、昭和43年に再興した。昭和46年に無形民俗文化財の指定を受ける。」
とあります。
翁舞は山伏神楽では鶏舞・翁・三番叟という式舞の順位なっているが、ここ南部神楽では御神楽・翁舞・三番叟となっている。
つまり式舞部分においては南部神楽は山伏神楽の礼節を重んじて、それに習った式目を整えていったことが窺えるのである。
動画でどうぞ。
