布佐神楽 岩戸開き
本日から3月17日に行われました岩手の民俗芸能祭2013の様子を書きます。
最初は布佐神楽さんの岩戸開きについて
布佐神楽さんの由来は定本より
「文久三年(1863年)千葉菊治、鈴木門治が世話人となり、東磐井郡相川村(現一関市)字水上の千葉稀治、千葉作右ェ門の指導により、法印神楽を千葉忠之丞、千葉兵太夫に伝授された。
さらに明治八年松川村(現東山町)の法印管野典善師より法印神楽を学び、倭書記神楽の巻物を授けられた。
明治後半から大正初期に至り、法印神楽を基本にしながらも、地方の伝説、民話、物語等を神楽用に脚色したり、科白(せりふ)神楽等も演目に加え、この地方独特の神楽として名声を博して来た。
初代庭元千葉兵太夫で現在の庭元千葉慶一は10代目である。
昭和五三年三月、川崎村指定無形文化財となっている。」
とありますが、今年に入り布佐神楽は岩手県の指定無形文化財に選定されました。
さて、演目は岩戸開きです。
布佐の岩戸開きは強者神様が強調される荒舞がメインのような感じで、サンヤ舞の雰囲気を色濃く残しています。
天児屋根命です。 次々に登場する神々の由来を説く役回りは法印神楽のツケの如くであります。
姉の天照大皇神に狼藉を働く素戔嗚尊はサンヤ面です。凄い迫力です。
天鈿女命の山の葉
岩戸が開き、千代の御神楽を舞います。
最後の岩戸崩しでは、ステージ用の特別編成だったのでしょうか。
鳥兜の舞手4人が加わっての舞でした。
動画でどうぞ。
