川東神楽 安宅の関
今日はとにかく寒かった。朝は吹雪で帰り道はツルッツル。疲れるな~
というわけで、本日は川東神楽さんの安宅の関です。
南部神楽の源平物の中では一番人気の演目ではなかろうかと思います。
観ている方も度々みているし、多くの神楽団体さんで演じられているだけに演ずる方も難しいのかななどと思いながら・・・
で、義経さんです
で、弁慶さんです。
笈を背負って登場ですが、装束が大変凝っています。
額の兜巾が大きくて茶目っ気があります。
安宅の関守 冨樫に詮議をされ、苦し紛れに東大寺建立の空勧進帳を読み上げるシーン。
ここで拍手が起こりますが、この後なおも疑う冨樫が山伏の心得や秘密の呪文について問い質すが、弁慶は淀みなく答えるという名場面がありますが、いわゆる山伏問答というシーンです。セリフが大変素晴らしいですね。
とはいえ、義経主従の正体を見破っていた冨樫が武士の情けで通す場面では会場から大きな拍手が、衣川の皆さんは神楽をよく知っておられます。
「天晴れなるぞよ弁慶殿。彼も人なら我も人、我も武士なら彼も武士、情けは人の為ならずとか。
判官殿に縄を掛けるのは易けれど、武士の情けの掛けどころ」
ここでまた、会場から掛け声と大拍手が起こります、いやぁ盛り上がりましたね!
「いかに大法師殿、しばし詮議をいたせしが、まさに東大寺の勧進帳に相違なし、これよりは長々の旅路なれば、無事に落ちたっていざさらば」
ここは衣川である。まさに物語の舞台であるだけにより感情移入できるというものです。
皆さん、来年は是非サンホテル衣川においで下さい。
動画でどうぞ。
