川内神楽 東下り
今日は二十四節気の雨水。文字通り夕方には雨が降っていたが寒ことは寒いなぁ。
さて、本日の神楽は川内神楽さんの東下り。
川内神楽さんの由来は定本より
「川内神楽は古い歴史を持ち、今より二○○年前川内要害の利平他数名が、西磐井郡厳美村山谷神楽より政吉師匠を招き指導を受けたのが始まりである。
明治末期に至り神楽は各地に盛んになったので、他に負けないようにと再び三輪流山谷神楽より師匠を招き、振り付けを学んだ。
大正五年、西磐井郡平泉戸河内神楽に、また大正一○年頃、胆沢郡前沢町白鳥神楽を指導し組織した。
初代庭元高橋利平、二代利右エ門、三代七右エ門、四代菅原熊太郎、現在の庭元菅原宏は一二代目である。
昭和五三年三月二五日、衣川村より無形文化財の指定を受けた。」
とあります。
さて東下りですが、義経&弁慶主従が金売吉次の誘いによって奥州平泉の藤原秀衡を尋ねに行く場面です。
ステージにスポットライトが当たっているため、登場人物が影絵のように映るのが印象的です。
平泉は柳の御所にたどり着いた義経が秀衡にいかにして源氏の再興を図ったらよいかと策を問います。
秀衡は義経の父義朝が敗れた際に、兵法書である多神通虎の巻物を平家方に奪われたので、これを何としても取り返さねば勝ち目はないと説きます。
しかし、その巻物は遠く伊予国の熊山城にあり、鬼一法眼が堅く守っているので、奇策をもってして奪えと方策を授けます。
それを聞いた義経は単身熊山城に乗り込む決意をします。
そして弁慶は平泉に残され、遠く熊野の神々に主人の無事本懐をとげられますようにと祈るのでした。
動画でどうぞ。
