小田代神楽 三番叟
本日は、小田代神楽さんの三番叟です。
この日は道化付きの真似三番叟でした。
こちらの式舞では御神楽、山の神に続く三番目の演目となっているようです。
雲張りでの歌は
「よしがのに よしがのに 日は照るとも 常に絶えせぬ鳴る滝の水
鶴殿 亀殿 歌ましあれば 幸い心にまかせたり」
一渡りして胴取との掛け合いになります。
掛け合いの終盤で三番叟が
「我らが拍子と申するは、鹿嶋で習いしことなれば、鹿嶋拍子と申して上の拍子も八拍子、三島で習いしことなれば、三島拍子ともうして下の拍子も八拍子、おっとり合わせ 取り合わせて囃してたもれや胴取殿」
と問いかけると銅取が「それ程難しい拍子なら打つとも舞うとも勝手にしたまえ」と太鼓を転がして出す。
南部神楽の三番叟においてこの件がある組も少ないように思えるが。
マゴチョイにのって軽快に舞うのが特徴か。とここで道化が登場する。
真似三番となり共に舞う。
三番叟が幕に入ると道化の一人舞になるが、さすがである。みごとな舞!
最後には種まきのサービスもありでした。
動画でどうぞ。
