大森神楽 八幡舞
本日は大森神楽さんの八幡舞について
演目は神功皇后の子である誉田別命と品夜別命の二神が四方に矢を放って悪魔を祓う祈祷舞になっている。
舞方の装束であるが、腰に日本の矢を〆印につがえている。他の神楽組では二本を並べてつがえているのが通例だが、より勇ましい感じになっている。(山伏神楽ではよくありますが)
それにしてもこの二人、若いからというばかりでないが、動きがシャープで跳躍もおおきく、正に鬼神のごとし。
矢を放つ舞の前に、胴取殿が撥車を披露してくれました。久々です。見事です。
そして、舞手自らが応神天皇の本地を語る場面です。当日プログラムに大森神楽さんの神題が載っていましたので転載します。
「八幡大神の御本地をくわしく説き尋ね奉る さんや奉る
父をば仲哀天皇と申し奉る さんや奉る
母をば神功皇后と申す 御妻となって 持たせ給うその子をば
応神天皇八幡大神とは それがしのことを申すなり ヨーホー」
それに返して胴取りが
「八幡大神 弓こそ上手、打ってこそ上手 射てこそ上手
八幡大神 居垣の内に弓を張り、四方矢先に悪魔射落とす」と応える。
最後に四方に矢を打って祓います。
最後に木綿子さんが弓と扇と鈴木を二人分揃えて持って舞い納めるのが儀礼的でとても格好いいです。
動画でどうぞ。
