栗原神楽 鵯越えの逆落し
今日は旧正月です。御歳神様がアキの方から訪れます。
さて、尾松神楽鑑賞会のトリを飾るのは栗原神楽さんの鵯越えの逆落しです。
初めて見る演目です。ずっと見たいと思っていました。
源平ものではあまりにも有名な場面です。
義経がスーパーヒーローとして描かれているのはこの鵯越と檀の浦の八艘飛びが代表的ですが、スペクタクル映画のような躍動感があるのがこの逆落しの場面です。
大軍の平家を少数兵で打ち破るには奇襲作戦しか無いと考えた義経は平家軍の陣場を背後から突く作戦を思いつくが、そこは急峻な崖しかない。
そこで道案内を立てて騎馬が降りて行ける道はないかと配下に尋ねる場面から始まります。
京都から北方の丹波街道を進んだ義経軍は途中の三草山で鷲尾三郎常春(後の伊勢三郎)に道を尋ねる。
すると「険しい崖なれど鹿が草を食みに降ります」と答えたので「鹿が通れるならば馬が通れぬ道理はない」と言い、鵯越を騎馬で駆け下りる作戦を号令する。(随分と無茶な話のようですが)
かくて逆落しの場面。全員が刀を抜いて駆け下りる様が表現されています。
豪華キャスト総出演といった場面です。豪華です。
動画でどうぞ。
