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2013.02.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

清水田神楽 小次郎直家矢負いの場

今日は旧暦の大晦日 12月29日にあたる。
明日は旧正月である。そろそろ暖かくなってほしいものだ。

さて、今日は清水田神楽さんの源平合戦から小次郎直家矢負いの場であります。

清水田神楽さんの由来は定本より

「明治中期、岩手県西磐井郡赤荻村笹谷の南部神楽流笹谷神楽の指導を受け、清水神楽を創設した。
その後中断していたが当時神楽の舞手であった人が師匠となり、若い人達に指導をし、昭和四七年正月再興し今日に至っている。」



ということです。


演目の「小次郎直家矢負いの場」のあらましは次の通り。

一の谷の戦いで、義経軍が鵯越えを駆け下りる奇襲をする前夜に、熊谷次郎直実とその息子小次郎直家は60騎が一気に駆け下りたら誰が先陣の栄誉を取れたかわからんではないかと。
で、考えたのが「抜け駆け」をすることだった。(どうも熊谷直実は三国志で言えば張飛のような扱いをされている感じですね。剛力なのに浅知恵というか)

で、夜陰に乗じて平家軍の野営地に向かって「我こそは熊谷次郎直実、出会え出会え」というが平家軍には相手にもされず。
しかたなく朝を待つうちに、同じく抜け駆けをしてきた平山武者と鉢合わせする。
そこで、夜明けとともに熊谷・平山の先陣争いとなるが、息子の小次郎直家は敵方の矢を左腕に受けて負傷するが、物ともせずに平家軍へと突撃する・・・という話。

小次郎直家

DSC05997.jpg

熊谷次郎直実

DSC06009.jpg

「小次郎!傷を負ったのか」
「たいした傷ではございません」
「そうか…戦の時は常に鎧をゆすり上げ、
鎧のスキ間に矢を射たてられないようにせよ。
甲のしころを傾けて、顔面を射られぬようにせよ」
「はっ」
(「聴いて、わかる。源平合戦」サイトより拝借)

DSC06013.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2013.02.09 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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