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2013.02.27 | Comments(2) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

田郷鹿子踊 奈奈子まつり

昨日に引き続いて釜石市箱崎白浜の民家で行われた郷土芸能で元気を出そう!の奈奈子祭より
本日は田郷鹿子踊について。

田郷というのはどのへんですかと、綱踊りの綱を持っていた方にお聞きしたら、北高(旧)のそばの川目地区ですということでした。
こんな所にも鹿踊りがあったのかと、鵜住居流域も奥が深いなと。
川の上流の橋野地区は遠野伝来の黒幕の幕踊りがあるが、栗林から下流は極彩色の頭と前幕の鹿踊りとなる。
その伝承譚はほとんどが「元禄、宝永年間(1688~1709年)に鹿嶋の扇州から来た唯喜傳治から習い覚えた」とある。扇州の唯喜傳治が船乗りなのかどうかわからないが相当の芸達者であったことが想像できる。
ここから北の大槌、山田、下閉伊地方の鹿踊りに影響を与えたのだから、当時としては一世を風靡した踊りだったのだろう。

この画像の演目は綱がかりであるが、踊りの最初に前幕を揚げて両手を腰にあて儀礼的な所作で踊る。



これは鹿子が綱で角を磨く所作を表すという。

DSC07359.jpg

次の演目はいわゆる女獅子狂いですが、こちらの組では「ツギアイッコ」と呼んでました。
まさにオジシとメジシの付き合いです。三角関係です。

DSC07416.jpg

角掛のあと、最後に宿主からお神酒を受けると礼踊りをあげます。

DSC07443_20130227202339.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2013.02.27 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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