鬼柳鬼剣舞 カッカタ、八人加護
小寒の暦通りに寒いこの頃であるが、今日は天気が良かったので気仙沼まで出かけた。
さて、延々と書き続けた鬼剣舞フェスティバルの演目シリーズであるが本日が最後。
鬼柳鬼剣舞さんのカッカタと八人加護についてです。
本来は別々の演目ですが、カッカタが一舞した後に掛け声で八人加護を呼び出して一緒に舞うという流れなので一本にします。
カッカタは衣川川西ではヤエン、胆沢の念仏剣舞ではカッカダコと呼び猿子の役で、仏の化身としての役回りがあるが、和賀系のカッカタは道化役であり師匠格の役回りである。
出掛かりには庭に置いてある二本の金剛杖を片足で飛び越える所作があり、その後に閉扇を両手で持ち御幣のように振りかざす。
そののち金剛杖を両手に一本ずつ持って振り払う。
この先は道化の場面であろうが、ステージ上や客席で観衆をわかせる所作を繰り返す。
最後に金剛杖を庭に納めて「ホーイホーイ」と鬼を招く。
カッカタの招きによって八人の鬼が扇と金剛杖を持って振り込み、一舞する。
次に扇と金剛杖を後腰に刺して、素手で舞い、後に抜刀して集団の刀舞となり、刀潜りなどを行う。
その後、カッカタが中に入り、仰ぎ立てたり共に刀潜りをするなど道化を行う。
最後は刀を両手で立てて納となる。
以上で、全演目となるのだが現在踊られていないものに梯子踊りや三島踊りがあるという。
復活を望むものだ。
動画でどうぞ。
