八木巻神楽 三番叟
今日は花泉地方では「大根の嫁迎え」といって大黒様をお祀りする日ということだ。他では10日に行う。
枡に二股大根と炒り豆と財布を入れて大黒様にお供えして唱え事を言う。「お恵比寿様、おん大黒様、耳あげで良く聞け、この家に悪難病難の芽が出ないように、家庭円満、福徳円満でお金がザングザングと貯まり、子孫繁栄でありますように」(おらほのしきたり 老松公民館篇 より)
さて、本日は八木巻神楽の三番叟について。
八木巻神楽の由来は当日パンフレットより
大迫町外川目地区に、永禄7年(1564)に創始されたと伝えられ、途中飢饉による中断という苦難の歴史を経ながら、地元の八雲神社の奉納神楽として約450年にわたり、現在もわずか10戸の家々によって守り伝えられている。
演目は式六番を始め、岳大償の早池峰神楽と共通しているが、伝統を重んじた古格を感じさせる舞い振りや拍子に特徴があります。
とありますが、ここは斎部流であると言われている。
尚、八木巻神楽については素晴らしい構成のHPがありますのでご参照ください。⇒神楽とわたしたちのくらし
三番叟の雲張りは閉扇で幕の綱をトントンと叩いて拍子を取りながら歌がかかる。

伝承がわずか10戸の集落で行われているということも驚嘆だが、若い舞手が多いのも驚きである。

今から10年ほど前に八木巻神楽さんの舞納めを見にお邪魔したことがあるが、とても暖かい雰囲気で神楽見物させていただいた。また、いつか出かけてみたい。

来年の八木巻神楽舞初めは1月13日(日)10:00~ 花巻市大迫町 外川目 沢崎生活改善センターにて
10演目程度を予定(例年にならっての日時ですが、念のためお確かめください)
また、八木巻神楽さんは大迫神楽の日実行委員会主催の「神楽の日」に出演しているので、ぜひお出かけください。直近は、
日時:2013年3月10日(日)11:00 開演(10:00開場) 12:00~13:00 休憩 15:00頃 閉演
場所:花巻市大迫交流活性化センター(早池峰ホール)
入場券:前売800円(当日1,000円)
販売所:花巻市役所観光課ほか花巻エリア

動画でどうぞ。
