塚沢神楽 岩戸開舞
今朝の最低気温はプラスで、今時期にしては暖かかったのですが、明日からは寒くなりクリスマス寒波が来るとのこと。いよいよ年の瀬が迫ってまいりました。
さて、本日は遠野市郷土芸能共演会のトリをつとめました塚沢神楽さんの岩戸開舞です。
由来については当日のパンフレットより
宮守町下宮守塚沢地区に伝わる神楽。岳神楽の流れをくむ山伏神楽で、寛政年間頃より踊り継がれているという。
口伝によると塚沢の磔峠の下、児野門兵衛・深治の両人が岳神楽の興行中に見込まれ、岳で舞手が足りなくなると応援を求められて馳せ参じたという。
昔から早池峰神楽を名乗り、明治41年の神楽幕には向鶴の紋がある。また、文政5年銘の「耳なし権現」と呼ばれる古い権現様があり、他にもそれ以前と思われる権現様もあるという。
ということです。

塚沢神楽は近年活動が休止状態でしたが、弟子神楽である平倉神楽よりの教え直しで今年の10月に復活したばかりです。若者が頑張っているとのことなのでこれからが楽しみです。

塚沢神楽は、地元の塚沢神社(明治以前は地蔵堂)に奉納する神楽で、毎年旧暦の6月23日に行わる例祭では権現様を奉持してシンガクと権現舞が行われる。ぜひ行ってみたいものだ。

岩戸くずし、岳神楽から救援を頼まれるだけあって、細かい面にも行き届いた舞である。

動画でどうぞ。
