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2012.11.15 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

めろん組の大谷さんさ踊り

だいぶ寒くなってまいりました。明後日の天気予報には雪マークがついております。

さて、今日は稲瀬芸能文化まつりより大谷さんさ踊りについて。

この日は稲瀬わかば園めろん組の皆さんがメインだったので、本調子とは少々趣が違っていたとは思いますが、しっかりと踊られておりました。

DSC09826.jpg

由来については「江刺の芸能」より抜粋

大正初期に広野馬治が世話人となり、北上市下門岡の女の先生に教わった。中でも大正の初期、昭和10年頃、昭和220年頃の三期が最も盛んであった。(別伝では旧南部藩領の鉱山に出稼ぎに行った広野馬治が、さんさ踊りに魅せられ、自らが庭元となって故郷の大谷集落で踊り始たという)
戦後は地元はもとより岩谷堂、水沢、北上、相去等の火防祭に参加し昭和30年まで踊られたがその後途絶える。


との記述(昭和56年当時)でしたが、さらにその後に北上市の江釣子から習い伝えて今日に至っているとのこと。

さんさ踊りの古い形というか、田植踊の部分がよく残されていると思います。
めろん組のみなさんが大きくなってからも踊り継がれていくことを願います。

DSC09829.jpg

~これのお庭は目出度いお庭  ヤッコラヤノヤンサ
 南下がりの御所の庭 サンサヨー

~これが家柄は目出度い家柄 ヤッコラヤノヤンサ
 四方八ツ棟こがやぶき サンサヨー

江刺区には他に梁川に長京さんさ踊りがあったそうだが、実演は見たことがありません。
それ以外にも、もっと多くの集落に踊り伝えられていたのだろうと思いますが現在まで伝承されているのはごくわずかなようです。

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2012.11.15 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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