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2012.10.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ田植踊り

愛子の田植踊 れきみん祭り2012

昨日行われた仙台市歴史民俗資料館のれきみん秋祭り2012からいくつか取り上げてまいります。

本日は愛子の田植踊について。
これはいわゆる仙台田植えというもので。仙台周辺で正月に豊年予祝の門付芸として行われ、田遊びの中でも早乙女の踊りが特に華やかに仕組まれたものである。



「仙台民族志」の中に「旧一月六日、榴ヶ岡天満宮御田植、氏子が集まって古雅な田植唄を唄いながら田植踊をおどる。参詣の農家の人々は木製の小さな鍬を奉納した」とある。

DSC08049.jpg

本田安次著の「宮城県の神楽と舞踊」から引用すると

愛子の田植踊は「もと、旧正月から三月十五日の諏訪神社の祭りまでの間に、他の部落を踊り歩いたというが、しばらく中絶していたのを昭和五年、仙山線開通の折に復活、昭和二十五年に(宮城郡廣瀬村)村会の議決により村の文化財として村費を以って永く伝承することとした。
今は、三月十五日の諏訪神社祭りと六月十五日の天王祭に神社の境内に舞台をかけて踊る。

DSC08093.jpg

踊りは、入れ羽、手拍子、鈴拍子、扇拍子、銭拍子、はね太鼓がある。

DSC08125.jpg

同系統の田植踊に秋保踊りがある
拙ブログをご参照ください
長袋田植踊 http://maturinookkake.blog.fc2.com/blog-entry-19.html

湯元田植踊http://maturinookkake.blog.fc2.com/blog-entry-18.html



動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2012.10.28 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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