上町法印神楽 岩戸開き
今日は上町法印神楽の岩戸開きです。
内容はよく知られたものなので詳述しません。
天児屋根命が出て、四方拝以下を一舞した後に神諷を唱える。
そもそも神代の昔、天の岩戸の始まりを委しく尋ぬるに、素戔嗚尊、行状はなはだじきなく
故に天の岩戸に閉じこもりたり。天が下 常闇になりにける。
その時八百万の神々 愁い悲しみて天の安河原に集まり 種々の議り事をなしたもう。
次のセメの手力雄命が出る。
一廻して構え鉾できめる。
続いて、天宇受賣命が出て、扇と鈴を持ち鈴御神楽を舞う。
装束がとても艶やかだ。
本舞台の右手には橋を掛けた先に竜宮が設えてあり、岩戸に見立てた屏風の内側に天照大御神が座っている。
その岩戸を手力雄命が力任せに開こうとする。
目出度く、岩戸が開かれ世の中に光が差し込んだ。
その後、天照大御神に仇をなした素戔嗚尊を手力雄命が根の国へ追い払おうと神戦が始まる。
セメの拍子がダイナミックに展開されます。
闘いに勝利した手力雄命が太刀と鞘を両手に持って太刀御神楽で舞納めます。
動画でどうぞ。
