向川原虎舞 大槌稲荷神社 宵宮
向川原虎舞の由来について「大槌町の郷土芸能」より
昭和25年戦後の荒廃した社会の中で、郷土芸能を通じて青少年の育成を図ろうと初代会長佐々木重夫氏を中心に向川原地域の青年会活動の一環として取り入れたのが始まりである。
当時見様見真似の単純な踊りであったが数年後に鵜住居青年会との交流の中で踊り囃子の教えを受けたものが現在の踊りの原型になった。
その後、高度経済成長期に若者が地元を離れるようになり、思うような活動ができない時期もあった。
そこで今より十数年前、釜石市鵜住居青年会の岩鼻節雄氏に再度囃子の指導を受けて活性化を図ったのが現在の向川原虎舞の囃子です。
また、最近では鵜住居青年会との交流を深め、技の向上を目指しております。
ということである。

東日本大震災の津波で山車等を流失したが、日本財団などの支援を受け約700万円掛けて再建した。
9月16日には山車を保管していた倉庫跡で神事が行われ、3代目会長佐々木修一さんはじめ津波で犠牲になった関係者5人を追悼するということで山車の前で勇壮な虎舞を奉納したということです。

伝承されている演目としては、通り囃子、矢車、跳ね虎、笹喰み、甚句があります。

動画でどうぞ。
