富沢神楽 安倍の保名捕らわれの場
富沢神楽さんの安倍の保名捕らわれの場から
神楽奉納が始まる前に、神楽殿前で金沢の方々に大名行列の話を伺った。
祭り総代の方もいましたが、行列に使う諸道具は神楽殿裏手にある収納庫におさめてある。
毛槍の中には槍刀が仕込んであるが、その中の1本は真剣であったらしい。(今は錆び付いているが)
また、奴を担当するのは一つの集落であたり、今年は20人が揃ったとのこと。
そんな話をしている内に夜神楽が始まった。
安倍の保名さん
(なぜかここで総代さんが鉦を取って叩きはじめた。この辺が夜神楽のフレンドリーなところか)
石川悪右衛門とその手下。いつも思うが石川悪右衛門とは随分とストレートなパクリネームだ。
出典は享保年間の浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑」だと思うが安土桃山時代の大盗賊石川五右衛門にインスパイアされたかどうかは私は知らない。が、非常に疑わしいぞと。
悪右衛門に捕縛された保名を擁護しようと葛の葉が駆け寄る場面。
この後の葛の葉が化けた法師の説教がなかなかいい。神楽庭元さんが言っていたように道徳の教えそのものでもある。
昔は神楽でも人の道を教えていたのだ。
動画でどうぞ。
