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2012.09.16 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

富沢神楽 三番叟

本日は金沢八幡神社宵宮の続きです。

昨日書いた通り、富沢神楽さんの由来については次のとおり

明治20年頃、蕎麦沢の佐藤林之丞が庭元となり、西磐井郡金沢村飯倉神楽の小野寺忠七師匠(飯倉から真滝小林に婿養子に来た人)を招き、部落の若者達に神楽の指導を行ない富沢神楽を創設した。
明治時代、初期の人達が二期、三期と舞人の養成を図ったが大正初期に絶えた。
昭和三年、佐藤民治が発起人となり佐藤甚之助が庭元となり、飯倉神楽より高橋衛師匠を招き佐藤民治と共に神楽の指導を行ない、富沢神楽を再興した。
初代庭元佐藤林之丞、二代三代佐藤甚之助、四代佐藤利男、五代千葉滑人、六代佐藤登である。


とある。
さて、三番叟であるが、師匠神楽である飯倉神楽が大門神楽の影響を受けたとあるので、芝居神楽団の出自はともかくも法印神楽の片鱗は見て取れる。



三番叟の舞手は神楽組庭元の佐藤徹さん。
舞ぶりに法印神楽の形を残しながら、セリフの節回しも重畳な趣があり非常に風格が感じられます。
夜風に当たられながら詞章を聞いているだけで中世の時代に遊ぶ心地がいたします。

DSC06010.jpg

富沢神楽さんの今後の活動日程は次のとおりということでした。(予定ということです)

9月18日 一関市赤荻 観音寺 6:00~
10月29日 一関市花泉町日形 月舘神社13:00~
11月3日 一関市弥栄 日吉神社 
11月25日 弥栄地区民芸能祭 

動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2012.09.16 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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