円万寺神楽 狐取り狂言
今日から秋祭りシーズン突入といったところで、非常にあわただしい。
ついさっきまで角館の祭りのUSTREAMを眺めながら行きたかったな~とこぼしているしまつ。
さて、本日は円万寺神楽さんの夜神楽紹介のラストです。
狐取り狂言です。
あらすじは、狐取りの男が有名なメギツネを捕まえようと信太の森(※)に出かけた。
すると、頭巾を被った女が現れ、狐殺生は仏の道に反するからやめよと何度も男に懇願する。
しかし、男はそんなことにも耳を貸さず、用意した油鼠の匂いを辺りになすりつけて狐を誘い込もうとする。
この油鼠の匂いをつける場面で観客席に分け入って道化を行う。
ワナを仕掛けて舞っている間に男は昼寝をしていまうが、そのスキを狐が狙って鉄砲を奪いとろうとする。
目を覚ました狐取りの男と狐が争う場面になるが、ここはカニムクリのような動作で表す。
ここで両者が三点倒立をしてみせた。場内は割れんばかりの拍手。往時の山伏がしてみせた技もかように民衆の心をとらえたのだろうと推測できる、、、、いや、ほのぼのとしたシーンである。
(※)ここで信太の森が出るとは思わなかった。してみると円万寺神楽の演目に安倍清明由来の演目があるということか?
動画でどうぞ。
