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2012.09.06 | Comments(1) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

円万寺神楽 太郎狂言

今日は円万寺神楽さんの太郎狂言を。

式舞が4幕おこなわれたところで中入りとなり酒肴やおにぎりが出されて休憩となった。
その後、狂言が2番おこなわれた、その内の一つが太郎狂言。




簡単なあらすじは、円万寺観音にお参りに着た二人の男が神様に欲しい物をお願いするという話。
幕前に垂らした布が神社の鈴緒らしい。

最初に羽織が欲しいということで「つるよつるよ 羽織をつるよ」と唱えながら一巡りすると鈴緒に羽織が結わえてある。
霊験あらたかであることを証明している。

と、道化役の太郎も羽織がほしいと無心するので再度唱えながら巡ると貧相な襦袢が出て、がっかりする太郎をなだめながら着せる。

次に道中に熊が出ると危ないので熊よけに刀が欲しいと唱える。願い叶って刀が手に入るが、太郎が手にしたのは真っ赤な刀モドキ。

DSC04958.jpg

そして、二人が最後に欲しいと願ったのはお嫁さん。
「つるよつるよ おがさん つるよ」と願うと美人のお嫁さんが出る。
そこでこれは俺の嫁さんだから花巻まつりの相談もあるし、連れて先に帰ると言い残して共に幕に入る。
後に残されて太郎が打掛をかぶった嫁に「一生そうから脱げ」と呼びかけると嫁が顔を出した。
その姿は・・・

DSC04963.jpg

とにかく抱腹絶倒の一幕でした。神楽師は役者上手ということがよくわかりました。

動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2012.09.06 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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