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2012.08.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

鶯沢神楽  山ノ神舞

本日は8月9日に行われた奥州市水沢区塩竈神社例祭から鶯沢神楽さんの山ノ神舞を。

と、その前にこの塩竈神社であるが、最近は地元の人間ですら「どこ?」という感じである。
実は、陸中一宮駒形神社境内に別宮として祀られているが、そもそも明治36年に駒形神社が金ケ崎町の遥拝所からここへ遷宮するまでは塩竈神社こそが本殿であった。
もともと幕藩時代は水沢藩主の留守家が仙台の岩切に封ぜられていた際に塩釜神社を崇敬していたため水沢に転封になった際に一緒にもってきたもの。(最初は水沢区大明神地内にあって、ここを元塩釜という)
当時は左の本殿が塩竈神社で右の別宮は春日神社(留守家祖先の藤原氏と武御雷・経津主命を祀る)が鎮座していた。
なので、今でも境内には塩を炊く石の竈がある。

と、いったところで毎年8月9日の例祭に神楽が奉納されているのだが、その内容に比して観客が少ないのがもったいないぐらい。(奉納は神様に対してなので、観客の寡多は関係ないのだが)



水沢の鶯沢神楽さんであるが、瀬台野神楽の直系であるが一時中断していた。

DSC03718.jpg

その後、弟子神楽である川内神楽の支援を受けて復活。
山伏神楽の色が濃厚に残る南部神楽の神楽組で笛もつく。

DSC03748.jpg

くずし舞で胴歌がかかる。瀬台野系に特徴的な歌詞「せんやぁほう 戸山ヶ崎 さがぎわかもど~」である。
左手に開扇と刀、右手に弊と刀鞘をもって舞鎮めて幕入りとなる。

DSC03767.jpg

動画でどうぞ。


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2012.08.17 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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