大槌稲荷神社訪問
一昨日の日曜日に大槌町安渡に鎮座する大槌稲荷神社を訪問した。
ここは古くは二渡神社といい大槌の漁村の産土として祭りを行ってきた。その祭りが通称「安渡祭り」である。
この度の大津波により氏子である安渡地区はほぼ全滅状態となり、この神社も地区民の避難所となった。
この避難所の経過を禰宜みずからが記事を書きそれを花泉町の御嶽神明社の宮司さんがブログにして掲載したのが
「十王舘勲のブログ」http://0193423070wfblog.sblo.jp/である。
避難所での様子は今回は省略するが、並大抵の苦労ではなかったことをお話しいただいた。
今は、被災した地区民は仮設住宅等へ移動し、神社にはいなくなった。
しかし、禰宜さんは離れ離れに暮らす地区民の心のよりどころとして二渡神社のありようを考えていました。
その結論の一つが「とうとうの森」プロジェクトです。
その主旨は「とうとうの森」HPから抜粋すると。
「とうとうの森」は、大槌復興のための夢を語れる場所、心の癒しとして昔話しをしたり、海をみつめ明日の漁を語り町の再生を楽しめる様な場所。町を想い明日を語れる場、そこには皆が集える東屋があり、中心には裸火がたかれ、見渡せば再構に向かう町と豊かな海、子供を遊ばせ汗をかいたら風呂に入り、若者が祭りを語れる場所として心の寄合処「とうとうの森」が今一番必要だと切に感じております。
十王舘 勲
その第1期プロジェクトが神楽や郷土芸能を上演できるウッドデッキのついたツリーハウスの建設です。
そのための資金を全世界に向けて支援を依頼しようというものです。
よろしくお願いします。
「とうとうの森」支援金はこちらから ↓

以下は震災前の安渡祭りを撮影したものです。十王館禰宜の話の続きはまた明日掲載いたします。
安渡1丁目付近で門付けする虎舞の屋台。手前は箱崎虎舞ですね。


二渡神社境内での奉納です。

芸能組が神社の急坂を登って、次から次へと奉納していきます。
囃子同士が音色を競い合う。これが安渡祭りの醍醐味でした。

