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2012.06.27 | Comments(2) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

行山流 水戸辺鹿子躍

昨年の夏に志津川の戸倉に行ったときは瓦礫と砂しかない状態で、屋上まで波を被ったらしい戸倉小学校の校舎がポツンとたっていた。
水戸辺はその先の小さな漁港の集落でその先には青少年の家がある。津波の前には夏ならヨットの帆がたくさん海を走っているのが見えた。(モアイ像も)

代表のあいさつ



津波は鹿子躍の道具を保存していた建物ごと流してしまいました。高台にある避難場所の中学校ですら一階部分が浸水してしまうほどのおおきな津波。太鼓は浮く為に真っ先に流されてしまったものと思っていたが、12個あった太鼓のうち11個が奇跡的に見つかった。装束やササラも半分ほどみつかり、これならできると思ったと。

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行山流の元祖と言われる伊藤伴内持遠が登米郡の伊達式部に召し使われていた頃、品川様(伊達綱宗)が仙台へ入部した。その際に鹿踊を上覧し「ぎょうさんなる踊り」と褒められ、品川様から九曜星の紋、登米様からは輪違いの紋を拝領し行山鹿子躍と称し、装束にそれらの紋を用いたと有る。

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持遠が記した「行山鹿子躍之由来」には、七月に鹿踊を躍るのは神道の水無月祓いの如く、秋のはじめの七月の盆に踊り、秋分から極月までの悪事災難を祓う・・・とある。


昨年に続き今年も盛岡開催の『東北六魂祭2012』に参加。そして8月にはアメリカテキサス州のアーリントン、レンジャーズボールパークで躍る予定とか。


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「この機会を生かして、若者たちが活躍するきっかけになれば」と意気込みを語る代表。

水無月にジャンプ!!


動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2012.06.27 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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