みちのく鹿踊大会 早川流清水目鹿踊
今日は鹿踊をと思っていた。
七月踊りといえば鹿踊なのだ。(旧暦の話ではあるが)
それで宮城県栗原市一迫町のみちのく鹿踊大会へ出かけた。
他に山口派の大会もあったが、今日は久々に山形の鹿踊が見たかった・・・
プログラムは次のとおりで、今週の当ブログは鹿踊ウィークとなります
1、清水目鹿踊(栗原市)
2、萩野鹿子踊(山形県新庄市)
3、仙台鹿踊剣舞八幡堂系川前鹿踊(仙台市)
4、水戸辺鹿子躍(南三陸町)
5、都鳥鹿踊(奥州市胆沢区)
6、真坂八ツ鹿踊(栗原市)
で、トップバッターは地元の早川流清水目鹿踊
あやめ園の中で道行きです。
カメラマンへのサービスです。
装束の特徴は、咽じるしは九曜紋で袖幕は扇に鯉の滝のぼり、袴紋は四竹で、華蔓結びの後ろにも九曜紋があるが中立ちと女鹿のみ黒九曜紋となっている。
日頃、岩手の鹿踊を見慣れていると宮城の鹿の太鼓の寸法の小ささに驚く。
解説にもあったが鹿踊系譜のルーツに近いほど太鼓とササラの寸法は小さく、近代風流化したものほど大きくなる。
しかも、バチも太く短いので太鼓の音は甲高く、叩くリズムも早くなっている。
また、リズムが早いばかりでなく中立ちの太鼓にはトレモロ打ちが多用されていて呪術的な響きさえします。
女鹿の流しには「奥山にもみじふみわけ鳴く鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき」の歌が。獅山公拝領の行山の定番である。
女鹿隠しの演目では夫婦の情愛が細やかに表現されています。
入掛舞と女鹿隠しの2つに分けました、動画でどうぞ。
