南沢神楽 五大領
本日は一関民俗芸能祭より南沢神楽さんの五大領です。
南沢神楽については過去ログにあるとおり、自鏡山麓にある集落の神楽団体です。
数々の神楽指導者や面打師も輩出しております。
さて、五大領。
最初に天八十萬玉命が幕出しから山の葉を舞いながら登場する。
双扇を嫋やかに繰り出し見事な舞である。
それと対照的に、四季の神々と決裂したと見るや険しい表情で剣を振りかざしての舞に豹変をする様は息を呑む展開で華を添える。
話の筋は1年を四季の90日ずつに分けるか、天八十萬玉命にも日を分け与えて72日ずつとするかの神裁きの物語である。
実は私も五大領(所望分け)という演目を見るまでは土用って何だ?というぐらいの認識であったが、このようにして農事に関わることを物語でわかりやすく伝えたのだなと得心したりもした。神楽って勉強になるな~。
で、クズシです。
飛び上がってクズシ舞です。
それにしても彼女はこの1年で数演目の神楽をマスターしてしまいました。
神楽が好きというだけではないような。
また、岩手に戻ってくることを願います。
動画でどうぞ。
