秋田の冬祭り
さて、本日は急に秋田に話題が飛びます。
本当は秋田の冬祭りの多彩さを書こうと思っていたがあれやこれやしているうちに2月も終盤。
なので、あわててそのさわり部分だけでもやります。
とりあえず(というより一番目に書きたい)横手市の旭岡山梵天!
横手の冬祭りというと、かまくらがつとに有名であるが、その最終日翌日に行われるのが横手市の東南部に位置する旭丘山神社に梵天を奉納する祭りが頗るよろしいのである。
17日の朝、横手市役所前の通りに大小合わせて約50本の梵天が出そろう。
かけ声・ほら貝の音も勇ましく出発し、市内を通りながら奉納場所である旭岡山神社へと向かいます。
このとき唄われる梵天唄(横手荷方節)は次のとおりであるが、掛け声や節が山内節と同じようである。
ジョヤサー ジョヤサー
ハァ~ そろた そろたよ 若い衆がそろうた ジョヤサー
秋の出穂より まだ そろうた ジョヤサー ジョヤサー
(梵天唄はこちらで聞くことができます)
200mの急坂を登った山頂の神社に着くと先を争って奉納する際には、堂内に入ろうとする梵天とそれを阻止するものとで罵声が飛びかい争うシーンはかまくらの「静」に対し「動」を思わせる勇壮さです。
日程は次の通り。
16日 ぼんでんコンクール 9:30~13:00 横手地域局前
17日 ぼんでん奉納 10:00~13:00 横手地域局前~神社
その他の祭りを拾って見ました。
土深井裸まいり
極寒の雪中、胴にサラシを巻きザンバラ(ワラの腰飾り)をつけワラジを履いた土深井地域の男子が、15メートルほどの大注連縄をかつぎ神社に奉納する。
2012年02月19日(日)
三所神社梵天まつり
寛永20年から続いているこの行事は、伝統の麻糸やその年の干支の頭飾りなどをつけた梵天を、勇ましい掛け声とともに豪快に演技披露し奉納します。
2012年02月19日(日)
梨木水かぶり
厳冬時に水をかぶって拝礼する裸参りです。十文字町梨木地区の若者が五殻豊穣、悪役退散の祈願をこめ、家々の前に用意された手桶の水をかぶりながら集落を練り歩く勇壮なお祭りです。雪の中、気温によってはふんどし、わらじが凍りつくこともあるほど寒い中での水かぶり行事で、風邪をひく人がいないといわれています。市指定無形民俗文化財。
2012年02月19日(日)
太田の火まつり
餅つき大会、神事、雪中田植え、紙風船上げ、天筆焼きほかを開催します
2012年02月18日(土)
上小阿仁村裸参り
厳寒の中、ふんどし、さらしの腹巻きにわらぐつという姿の男達が、水ごりをとり身を清め無垢の心境となって、先陣を目指して友倉神社に御幣を奉納します。神社では、裸参りの男達とともに参拝人がお祓いを受け、五穀豊穣、無病息災、家内安全などを祈願する古式豊かで勇壮な行事です。
2月18日午後11:30頃~2月19日午前0:30頃
大曲の綱引き
夜の6時頃、75尋(136m)の綱が諏訪神社よりおろされ、ザイフリ棒を先頭に大綱は街を練り歩きます。綱御幸の後、上大町交差点において夜9時30分頃、市内を上丁・下丁に2分して、数百人が綱を引き合う勇壮なまつりです。
この綱にさわると丈夫(方言で「まめ」)になるという言い伝えがあり、また、この大綱は作占いが起源とされ、上丁が勝てば「米が安くなり」、下丁が勝てば「豆が安くなる」といわれています。1729年(享保14年)から始まった伝統行事です。
2012年02月15日(水)
大仙市鳥子舞
祠の前に高く雪盛りした祭壇で、神官たちが約1時間、舞を奉納した後、鶏の冠を身につけた神官が、直径3cm、長さ1.8mの細長い御神木2本をその年の恵方に向かって投じます。
境内には、この御神木を奪おうと屈強の若者が集まっており、投じられた御神木の争奪戦が繰り広げられます。
また、御神木を、商売繁盛を願う商店に持参すると、御祝儀に清酒がもらえる習わしとなっています。
2012年02月15日(水)
押切の火振りかまくら
無病息災・五穀豊穣を願い、稲ワラで俵を編み、火をつけ振り回す。角館の火振りかまくらよりも古いと言われている。
2012年02月14日(火)
川を渡るぼんでん
花館地区各町内の当番の家を出発した「ぼんでん」は、ほら貝の音も高らかにぼんでん唄を歌いながら、町内を練り歩き、一の鳥居でもみ合いをした後、川舟で雄物川を渡り、標高約207mの伊豆山神社に奉納します。
数あるぼんでん奉納行事の中で川を渡るのは、ここだけです。雪山を背景に川舟で雄物川を渡る十数本のぼんでんの姿は、一面の銀世界と川面に映るぼんでんの色彩によって、見るものを幻想的な世界に誘います。
2012年02月11日(土)
六郷のカマクラ行事
六郷のカマクラ行事は2月11日~15日の5日間にわたって行われます。
小正月に行われる一連の行事で、豊作祈願、安全繁栄を祈る「祈年」と凶作や不幸を除去する「悪魔祓い」、そしてその年の吉凶を占う「年占い」の三つが一体となっています。
なかでも、最終日(2月15日)に行われる「竹うち」は、町を南北に分けて竹で打ち合う勇壮なお祭りで、北軍が勝てば豊作、南軍が勝てば米の値が上がると伝えられています。
2月15日20:00~
犬っこまつり
米の粉で作った犬を盗難よけとして、家々の戸口などに飾る民俗行事です。
2012年02月11日(土)~2012年02月12日(日)
大館アメッコ市
『この日にアメを食べると風邪をひかない』
と伝えられるアメッコ市の起源は、天正16年(1588年)です。当時は民俗行事でしたが長年行われ続け、昭和47年から現在のように大館市のおおまちハチ公通り(旧大町中央通り)で開催されるようになりました。
大館市の近くの山から神様がアメを買いにやってくるという言い伝えを再現した「白髭大神巡行(しらひげおおかみ)」や「秋田犬パレード」を始めとした様々なイベントが両日行われます。
また、会場には枝アメや細工アメなどを販売する露店が立ち並び、そのアメを求めて県内外から多くの観光客が訪れます。
2012年02月11日(土)~2012年02月12日(日)
