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2012.02.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

道化! 金売り吉次義経対面の場

本日は清水田(すずた)神楽の仕組みである。
これが何と道化っこである。
最近は南部神楽で道化(狂言)が入るものはトンとお目にかからなくなったが、しかも仕組み神楽の中でとは、清水田さんありがとう!

清水田神楽の由来から

明治中期、岩手県西磐井郡赤荻村笹谷の南部神楽流笹谷神楽の指導を受け、清水神楽を創設した。
その後中断していたが当時神楽の舞手であった人が師匠となり、若い人達に指導をし、昭和四七年正月再興し今日に至っている。

とある。


演目は、幸若舞の「烏帽子折」から題材を取った筋立てで、牛若丸とともに奥州へ下る金売吉次の荷を狙い、盗賊の集団を率いて美濃青墓宿に襲ったが、かえって牛若丸に討たれたという物語である。
また、古浄瑠璃では「義経地獄破り」「源氏十二段」ともなっている。

炭焼藤太(詳しくはこちらを参考に)である。荒型面に頭巾という出で立ち。

DSC07120.jpg

藤太の息子の金売り吉次と吉六  道化の装束で登場。

DSC07130.jpg


旅の途中で宿をとる。ここで胴取と掛け合いになる。
ちなみに胴取さんは大正15年生まれの御年86歳なそうである。実に矍鑠としたバチさばきでした。

DSC07137.jpg

宿を襲う熊坂長範。青のサンヤ面である。

DSC07154.jpg

かくて、熊坂長範と吉次兄弟の戦が始まるが・・・

DSC07158.jpg

ダイジェスト動画でどうぞ。(初の30分台長尺です)



テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2012.02.08 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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