桜田神楽 牛若丸東下りの場
明日は2月8日 コト八日である。
詳しいことは昨年の11月8日に北上民俗村で体験した時の記事にある。
http://maturinookkake.blog.fc2.com/blog-entry-25.html
さて、尾松地区神楽鑑賞会から今日は桜田神楽の紹介を。
由来については、
明治末期頃、桜田神楽があったと言われて来たが、後中断し昭和二○年、再出発し、また中断した。
昭和五○年、伊藤惣一が庭元となり、栗駒町片子沢神楽(岩手県南部神楽系)から神楽の師匠を迎え指導を受け、桜田神楽を再興した。
とある。片子沢神楽は黒沢神楽系となっている。
この演目は、牛若丸が鞍馬寺を出奔して奥州平泉へ行く道すがらの風景をセリフで観客に説明する内容となっている。
最初はざわついていた場内だが、南から順に語っていた牛若丸が「伊豆沼の~」と語り始めるととたんに静まり返って聞き入っている。
築館・金成・平泉とお馴染みの地名が哀切を帯びた調子で語られると各々の場所の風景が目に浮かんでくる。
奥浄瑠璃の真髄ともいえる演出である。
ついに、平泉の藤原基衡の舘に着いた牛若丸に基衡が我を父と思うてここで暮らしなされと歓待する。
ダイジェスト動画でどうぞ。
