おがつ復興市 その1
11月19日~20日にかけて、宮城県石巻市雄勝町の旧雄勝支所で行われたイベントから雄勝法印神楽の上演について書いてみる。
雄勝へは震災後はじめての訪問だが、旧雄勝総合支所前のイベント会場は沢山の人で溢れていた。
月刊おがつvol.4より
「雄勝に商店が戻ってくる! 11月19日(土)、旧雄勝総合支所前に仮設店舗 「おがつ店こ屋街(おがつたなこやがい)」がオープンします。 また、開店を記念して、11月19日、20日の両日におがつ復興市を開催します。 復興市には、店こ屋街に出店の11社に加え十数社のブースも設けられます。復興市を盛り上げるステージでは、恒例の雄勝法印神楽、伊達の黒船太鼓に加え、今回は味噌作胴ばやしも参加します。ほかにも空くじなしの大抽選会やバンド演奏など盛りだくさんの予定」
見回すと、かつての雄勝中心街は未だに更地が続くが雄勝支所前には仮設商店街が並び、復興の兆しを感じさせる。
さて、雄勝法印神楽であるが、本日の演目は四天、鬼門、日本武の3つでした。
その中から今日は最初の演目「四天」について書いてみる。この日は雄勝中学校の生徒が舞を行った。
神楽組の方の解説から「伊弉諾尊伊弉冉尊の二神が一年を四つに分け、東の方角と季節の春をアメアイノミコトに割り当て、西秋をアメノヤオヒノミコト、南夏をアメノミシマノミコトに、北冬をアメノヤシマノミコトに任せることにした」
本田安次著「陸前浜の法印神楽」より舞の解説
ネリの後走り寅から両袖をとって戻り座し、千早の両袖口を結んでかつぎ、これより太刀業となる。即ち拍手禮拜腰の太刀を取り左膝を立て中腰にて太刀を左手に持ち地に立て、拍子に乗せて右手きりの印もてこの太刀の鞘を一寸打ち、その手を空に翳し、また打つこと三度目に払い・・
とある、
このあと五請楽に移り太刀舞で終わりになる。
ダイジェスト動画でどうぞ。
雄勝法印神楽さんのHP←ここをクリック
ところで、舞台上で上演の間中に場内で中学生達が一緒に神楽の手振りをしていたが、地域(学校)ぐるみで神楽の継承に取り組んでいることが伺われた。雄勝の未来は明るい!
とはいえ、今は未曾有の天災を受けて危急存亡の時に変わりはありません。
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