fc2ブログ
2011.11.02 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

南都田ふれあいまつり その2

10月30日に行われた、奥州市胆沢区南都田地区の公民館行事の続き。

2番目に登場したのは行山流都鳥鹿踊保存会の皆さんです。パンフからの団体紹介ですが

「伝来の経路については詳らかではありませんが、伊藤伴内(南三陸町志津川)の門弟のひとり行山清左衛門から伝わり、さらに寛政5年に平泉町の三代行水軒中津川清左衛門義胤から「行山流踊り」として伝授されたといわれ、以来今日までの永い間、多くの先輩達によって踊り継がれて来ました。」

とある。

私は鹿踊りを見る場合には、最初に装束が気になる。
中身で勝負はもちろんのことだが、幼少時期に見た鹿踊りの印象は装束が古びたイメージがあったため、現代のキリリとした装束をみるとホレボレするのである。(着飾れば良いという訳ではないが)
その点で、都鳥さんは非常に美しい装束だと思います。(衣装専属スタッフがおられるとも聞いたが)
前幕のはしごに小九曜紋ですが、太鼓の調べ隠しの九曜紋まで滝の水が流れるような美しさです。中立のみ赤の紋というのも秀でています。

DSC04609.jpg

で、この日の演目は「からがね」雌鹿隠し

DSC04617.jpg

装束の話に戻りますが、手甲というものは郷土芸能の多くで使われています。というより山伏から百姓まで普段使いの小物だったので、身近なおしゃれができる部分であったろうと思います。

その流れかのように、最近郷土芸能プレーヤーの女性軍で手甲に思い思いの装飾をすることが「はやってる」ようです。

ともあれ、この手甲の装飾(クジのような物をつけるか否かも)も見所なのかもしれません。

DSC04629.jpg

なんか今日は装束固定ぎみですが、
ナガシも気になるパーツではあります。
右のは「富士麓」とありますが、胆沢地方での富士麓は、ここと、金ヶ崎の永栄と佐倉河栃の木だけでしょうか?

DSC04638.jpg  DSC04644.jpg

動画は「からがね」の後半からご祝儀への返礼の「はなほめ」まで


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2011.11.02 |

«  | ホーム |  »

プロフィール

祭りの追っかけ

Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

カレンダー

10 | 2011/11 | 12
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月別アーカイブ