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2011.10.17 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

第27回江刺神楽大会 その2

そんな訳で今日は原体神楽さんについて。
ここの神楽の特筆は何と言っても太鼓の菊地啓一さん(ヒゲの方)。菊啓太鼓店さんは江刺の小中学校等に太鼓を作って寄贈を続けておられます。大変お世話になりました。
しかし、太鼓が大好きとあって菊啓さんのバチさばきは「すごい!」の一言です。若々しくスピード感いっぱいの胴取です。

DSC04163.jpg

さて、演目は「岩戸開き」でした。囃子方は太鼓・手平鉦・笛です。
天之児屋根が出る前に幕の切れ目から扇をヒラヒラ振って神歌がかかります。

DSC04164.jpg


その後、天之児屋根がひと舞してから神呼びをすると、いきなりステージ横の控え室から客席に須佐之男命が現れ、客を脅かすように荒々しく舞います。この演出はまるで法印神楽ではないか。(採物は笹に幣束だし)

DSC04173.jpg


・・・で、手力男命が須佐之男命を追い払い、めでたく天の岩戸を開くという場面。
天照大御神がもつ日の丸扇は特大であるが、他の女神二柱は何であろう?三柱で日月星であろうか。聞いてくればよかった。
DSC04184.jpg

岩戸が開いて、手力男命と天鈿女命が千代の御神楽を舞うわけだが、この時の太鼓の拍子がサンヤ舞風になっている。御神楽舞の拍子とは違う。
そして最後に面を外してのクズシ舞にはいるわけだが、神楽が始まる前に菊啓さんが会場に向けて「岩戸開きは演ずるのに10人から必要になるので今日は川内神楽から人を借りましたが、それでもメンバーは70から80歳の高齢ですので・・・」と言っておられた。面を外してご高齢の方々と見えたので、まさか崩し舞はやらないだろうと思っていたが、いやいやどうして、しっかりと四方を舞納めて矍鑠とした舞でした。

DSC04196.jpg

最後になりましたが、原体神楽さんの紹介を(「南部神楽系譜報告書」より抜粋)

大正四年旧正月、菊地伊勢吉が庭元になり世話人菊地正、菊地順一、菊地三五郎等が奔走し、田原、川内神楽の菊地庄右エ門師匠の指導により、十一人の舞手が中心となって原体神楽を創設した。
大正一○年、昭和四年、戦後の昭和二二年、昭和四九年それぞれ神楽道場を開設し、後継者の義成につとめ、原体神楽の保存に当った。
 昭和五二年、田谷神楽伝承復活に当り、当神楽の菊地正美、菊地幸寿、菊地啓一の三人が指導に当った。 
 初代庭元菊地伊勢吉、二代菊地市右エ門、三代菊地金平、四代菊地清吾、菊地貢(現代表)は五代目である。

2011.10.17 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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