2017.06.03 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

カッカタは招く  鬼柳鬼剣舞 カッカタ~八人加護

さて本日は、鬼の館定期公演から鬼柳鬼剣舞さんで最後の演目でカッカタとそれに続く八人加護です。

カッカタというのは、鬼剣舞の中でも得意な存在で、北上の鬼剣舞では五行思想の中央である土行を司り、また不動明王ともされて中心的な存在となっている。
衣川の川西念仏剣舞をはじめとして胆沢地方の念仏剣舞では仏の化身とされるサルコがこれにあたり、少年の役とされていた。
鬼剣舞では剣舞の中心であるだけに、滑稽な所作の舞振ながら踊組の師匠格がこれにあたるのが常とされている。



冒頭に二本の金剛杵を覗き込み、ついで足で踏みしめるのが、山伏修験の呪法を想起させる。

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カッカタの招きがあるのは、一番庭、二番庭、三番庭、八人加護、刀剣舞となっているようです。
金剛杵を客に渡して踊ってもらうのはいつもの常ですが、この子は公演開始前からまるで前座のように一人で踊って皆さんの拍手をもらっていました。

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さて、カッカタの招きです。
カッカタの踊りの最後に手印を結ぶがごとき所作をして待ち構えた鬼たちにホーイと呼びかけます。

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八人加護も念仏は無く振り込む。
勇壮で華やかさがあり、またアクロバティックな刀潜りなどもあるので、人気のある演目です。

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刀潜りの際にカッカタが入らない場合もあるのですが、この日は鬼の館公演らしく、きっちりとカッカタ入での八人加護でした。
大変見ごたえのある1時間の上演会でした。

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動画でどうぞ。



尚、今年度の鬼の館公演予定は次のとおりです。皆様是非お出かけください。
※画像をクリックすると大きく表示されます。

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2017.06.03 |

2017.06.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

鬼柳鬼剣舞 三番庭の狂い @鬼の館芸能公演

さて本日は、鬼の館芸能公演から鬼柳鬼剣舞さんで三番庭の狂いです。

庭ものの狂いは、一番庭と三番庭そして刀剣舞のみにある特殊な舞です。
本舞に対しての崩し舞的な感じで、振込や念仏が省略されていて、舞手の人数の制約もないということ。



この剣舞の狂いというのは、神楽のネリに対する崩しとは似ているようですが、意味合いが違うようです。
本舞の内容をより華やかに躍動的に観るものを惹きつけるよう工夫された、いわば風流芸能の本領発揮ともいえるものかもしれません。

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扇の舞から始まり素手の舞となりますが、端々に胆沢の念仏剣舞の所作が見られたりするのも興味深いです。

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動画でどうぞ。


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2017.06.01 |

2017.05.31 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

鬼柳鬼剣舞 宙返り @ 鬼の館芸能公演

さて本日は、鬼の館芸能公演から鬼柳鬼剣舞さんで宙返りです。

最初に一本の刀を持って踊りながら前転後転を繰り返します。
そして、刀を1本ずつ増やしていって、最後には八本の刀を持って宙返りします。



鬼剣舞には庭ものの演目の合間に余興として幾番か曲芸的な演目があります。
神楽のものとも共通する、というより神楽の曲芸的な演目を引いて剣舞の演目に仕立てたとう方があっているのかもしれません。

宙返りの他に、二人で交互に体を支えて回転するカニむくりや、両手にお盆を持って落とさないように腕や体を回転させる膳舞が代表的なものです。
もっとも、昔には「梯子踊り」という梯子の上で曲芸的な技を見せるものもあったということです。

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最後は神楽で言えば太刀御神楽に相当するような儀礼的な所作で舞い納めます。
色々と対比してみると興味深い点がたくさんあるのも鬼剣舞を観る楽しみです。

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動画でどうぞ。

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2017.05.31 |

2017.05.30 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

鬼柳鬼剣舞 一番庭 @ 鬼の館芸能公演

さて本日は、鬼の館芸能公演から鬼柳鬼剣舞さんで一番庭です。

一番庭は礼舞とも称し、白面を先頭に八人踊りで、全演目の基本的要素が入った踊りということです。

オカドの寄せから庭入りし、左手は剣舞差しの刀の柄を握り、右手には開扇をとって引き念仏と掃き念仏で緩やかに踊る。



拍子変わって扇を回しながら大きく踊る、この辺は一番庭の華やかな部分で、掛け声も一段と高くなり勇壮さが増して、正に鬼剣舞の本領といったところです。

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鬼の館での鬼剣舞公演は外の舞台が本来のものですが、この日は芝生のコンディションが悪いため中での公演となりましたが、間近で12人舞をみると、かなり迫力があり、鬼たちの荒々しい息遣いまで聞こえてきて、これも良しとするところです。

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動画でどうぞ。

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2017.05.30 |

2017.05.29 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

鬼柳鬼剣舞 一人加護 @鬼の館芸能公演

さて、本日は昨日行われました北上市立鬼の館の定期芸能公演から鬼柳鬼剣舞です。
鬼の館では、今年1年の毎月公演についてそれぞれテーマを設けて構成しているとのことで、5月は「さなぶり~豊作祈願」ということなそうす。

ということで、まずは鬼柳鬼剣舞さんの由来について当日パンフレットより

「昭和16年、岩崎鬼剣舞の流れをくむ長沼鬼剣舞の経験者で、鬼柳町六軒地区に婿入した菅原悌氏を中心に「六軒鬼剣舞」として発足しました。昭和26年に岩崎鬼剣舞の指導を受け、昭和29年には「鬼柳鬼剣舞」と改称し、平成4年に秘伝書を伝授されました。伝承されている六軒地区には明治時代の作と見られる面が伝承されており、岩崎に隣接しているため早くから踊組ないし踊手がいたのではないかとも推測されています。」

ということです。

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鬼柳鬼剣舞では、少年組の育成にも力を入れているとのことです。
この日の出演メンバーも、一軍、め組(女性のみのグループ)、少年団からの選抜のようでした。

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さて最初は一人加護です。
別名を一人偉者とも称され、四方に反閇で踏み鎮めて五穀豊穣・悪霊退散を祈祷する舞ともいわれています。
寄せに続いて白面の舞手が躍り出て跳躍し扇の舞

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続いて抜刀しての刀の舞

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最後に素手の舞となります。
この日の学芸員さんの開設では、この素手の舞の中で米蒔きの所作が入るということでした。
この日のテーマ「さなぶり」に相応しい演目といえます。

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動画でどうぞ。



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2017.05.29 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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