2017.07.22 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

大森神楽 大森山夕日の場 @ 第40回みちのく神楽大会

さて、本日は第40回みちのく神楽大会から大森神楽さんで夕日の衣川 第三場「 大森山、夕日の場」です。


その前に大森神楽さんの由来について

「大森神楽は昭和45年7月、当時の衣川村立衣川小学校大森分校教諭の佐々木久雄(直木賞作家、三好京三)氏と当時衣川村の教育長で大原神楽の師匠、小坂盛雄氏が中心となり、分校の児童に神楽を伝授したのが始まりである。その後学校教育と関わりあいながら活動し、児童全員に踊り伝えられてきた。平成10年3月に大森分校が閉校になり、保存会としてスタートした」

とあります。現在の代表は佐藤吉訓さんです。



康平5年(1062)に安倍氏一党が厨川の柵にて源頼義ら朝廷軍との最終決戦で破れ、安倍氏の勢力はここで滅んだ。

安倍貞任の妹に由迦前(有加一乃末陪(ありかいちのまえ)とも)という娘がいた。
藤原経清の妻となっていたが、夫経清は厨川の戦で敗けて処刑されたが、その子吏世童子とともに大森の地に逃れてくる場面です。

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吏世童子は後に藤原清衡となるわけですが、この役は小学6年生の女の子が演じています。
大変堂々とした科白です。

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そこへ、由迦前を戦の恩賞として引き受けに出羽清原武貞の軍兵がやってきます。


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これに対峙して吏世童子が軍兵を退けます。

〽 應、汝武貞殿の使いの者なるかや珍しや。我敗軍の将の一子たりといえども、誇り高き安倍一族の血脈を受け継ぎたる吏世童子とは自らなり。汝らごとき雑兵、母上に一指も触るること許しがたし。はやばや立ち去りたまえやのう!

これには母由迦前も感心しますが、ここは安倍氏再興の日までと決意し諭します

〽 心染まらぬ再嫁なれども、御身が武将の器量を育てるため、母は出羽国に赴く所存なり。
   必ず母を恨むなよ。

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動画でどうぞ。

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2017.07.22 |

2017.07.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

川北神楽 河津兄弟 養育依頼の場 @ 第40回みちのく神楽大会

さて、本日は第40回みちのく神楽大会から川北神楽さんで曽我物語より「養育依頼の場」です。

その前に川北神楽さんの由来について

「明治16年に、初代庭元佐藤福男が世話人となり、岩手県西磐井郡萩荘村達古袋神楽の佐藤春吉師匠を招き、部落の若者達に神楽の指導を行い、門出神楽を創設した。
大正初期、一迫町長崎高橋長右エ門師匠の指導を得、現在まで休むこともなく継続されて来た。
その後、昭和41年に一迫町民俗芸能無形文化財の指定を受けたことを契機に川北神楽保存会と名を改め現在に至る。」
現在の代表は佐藤勝さんです。




さて、河津三郎祐泰の遺児一万丸と箱王丸の養育を依頼に行くという場面です。

先日の一迫町あやめ神楽大会で上演されてから同じ配役で、一万丸は4歳の男の子が立派に演じていました。

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今は亡き河津三郎祐泰の子供たちの養育を託される相模の国の曽我太郎祐信です。

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二人の兄弟の母満江姫に頼まれて、元服まで預かり育てますが、二人が仇討ちを果たした後に養育した責任で連座させられるのではと狼狽しますが許されます。
本当にいい人だったんですね。

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そして、二人の子を預かって河津三郎祐泰の菩提安堵を祈る曽我太郎祐信でした。

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動画でどうぞ。

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2017.07.21 |

2017.07.20 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

長下田神楽 忠信・手負いの兄継信尋ねの場 @ 第40回みちのく神楽大会

さて本日は、第40回みちのく神楽大会から長下田神楽さんで 忠信・手負いの兄継信尋ねの場です。

その前に、長下田神楽さんの由来について

「明治26年(1893)、岩手県西磐井郡花泉町の上油田神楽の南部神楽師 佐藤和三郎を師匠に招き、五穀豊穣を祈願して「橋向神楽」として創設されましたが、その後、二つに分かれ、昭和24年(1949)池田清治を師匠に「長下田神楽」として継承され、現在に至っています。」

とあります。現在の代表は猪股一雄さんです。



さて、一の谷合戦の場面ですが、長下田神楽さんでは最初に平家方の武将、王城一の強弓精兵と言われた平教経が登場します。もちろん荒方です。
わっぱの菊王から受け取った管矢にて、源氏の武将佐藤継信を討ち取った、次は判官義経を射つなりと気炎を上げます。

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場面変わって、義経が出て、家来の継信の姿が無いことに気づき、継信の弟忠信に捜すよう命じます。

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〽 頃は弥生の三十日の晩、暗さも暗いよ、見て見えず
   空に紫雲たなびきて 星一つだになし
   ここは何処ぞ皆敵の国

  と歌いながら忠信は浜辺に兄継信を探し求めます

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その頃佐藤継信は、主君源義経の楯となり、能登守教経の管矢に胸板を撃ち抜かれ、夕暮れの浜辺で倒れ伏します。

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弟忠信は、兄の末期を悔やみ、兄継信は主君と弟に形見を残すと言い渡す、愁嘆の場面です。

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弟忠信は、兄を背負い、義経の待つ高松の陣屋へと急ぐのでした。

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動画でどうぞ。


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2017.07.20 |

2017.07.19 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

館下神楽 安倍保名搦め捕われの場 @ 第40回みちのく神楽大会

さて本日は、第40回みちのく神楽大会から館下神楽さんで 安倍保名搦め捕われの場です。

その前に館下神楽さんの由来について

「昭和五三年四月、田中安雄が庭元となり神楽愛好者数人が、志波姫の刈敷神楽佐藤典雄師匠の指導を受け、舘下神楽を創設した。刈敷神楽は、栗駒町栗原神楽の佐藤正吉師匠の指導により復活したという。
初代庭元田中安雄、二代目は曽根英寿である。」

保持する演目で代表的なのは御所の五郎丸陣屋巡りの場、法童丸庭園の場、安倍保名一代記 等となっています。

現在の代表者は柳澤良夫さんです。



さて、演目の安倍の保名捕らわれの場は、信田明神に参詣した安倍保名が祝宴の幔幕を張っていると一匹の白狐が助けを請うて飛び込んできたので、心優しい保名は狐を自陣の幔幕の内に隠します。
するとそこへ石川悪右衛門が狐を追ってきて、白狐の行方を尋ねますが、それに応じない保名に対して縄を掛け、あくまで白狐を出せと迫ります.

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事の始終を見ていた白狐は、礼盤上人に身を替えて悪右衛門を諭して保名を解放させます。

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葛の葉变化の狐です。
自由の身になった保名に対して白狐は自らの本性を保名に語り始めます。

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石川悪右衛門との戦で全身に傷を負ってしまったことを恥じて、保名がその傷を癒すために巌の滝へと向かう場面です。

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動画でどうぞ。

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2017.07.19 |

2017.07.18 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

栗原神楽 熊谷直実、平敦盛首取りの場@ 第40回みちのく神楽大会

さて本日は、第40回みちのく神楽大会から栗原神楽さんで 熊谷直実、平敦盛首取りの場です。

栗原神楽さんの由来については定本より

「明治一二年三月三一日、栗原悦之助が神道事務局に神楽の届出し承認を得た文書がある。
岩手県萩荘村市野々の自鏡山山伏神楽の指導を得たといわれている。
大正時代に復活、中断した。昭和五年、栗原の佐藤正吉が指導し再興する。その弟子代表の佐藤左吉に引継がれ現在に至っている。初代庭元栗原悦之助が中断後を再興した。」とあります。

現在の代表者は佐藤敬さんです。



源氏方の武将熊谷次郎直実は一の谷の合戦で波打ち際で命を助けた平敦盛を、味方の武者奉行の平山季重に咎められ、いかにせんかと逡巡する場面から始まります。

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〽 渚に立ったる 熊谷よ~

   再び敦盛公を呼び戻すなら 何と言い訳いたさんやのう

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致し方なく熊谷は敦盛公を再び呼び戻し首請いをするのである。

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しかし熊谷直実は敦盛公が、かつて自分が仕えた常盛公の子であり、我子直家と同じ歳であるということが脳裏をかすめ、直実は首を討てない。
逆に敦盛公に「情もないぞよ熊谷殿、我細首討ち取れんなら自ら―人にて自害なす」と言われ、泣く泣く首を取る場面であります。

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敦盛公の首級を携えて、平山判官の首検分を終えた熊谷は敦盛を手厚く葬ると出家して法然上人のもとで蓮生坊となります。

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動画でどうぞ。

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2017.07.18 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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