2017.11.16 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

箱石鹿踊 @ 第45回川井郷土芸能祭

さて本日は、第45回川井郷土芸能祭から箱石鹿踊で太夫かかり、寄せ、綱かかり、十七踊り、宿踊りについてです。

箱石鹿踊の由来について、「川井村の郷土芸能調査報告書」より

箱石鹿踊の伝書「糜鹿遊有由来」に「安政4年(1857)に鈴邨嘉栄氏箱邑江与此書ヲ」とあるということである。
この嘉栄なる人物がいた鈴邨とはどこかということで、茂市の和井内村清水という説と、川井村鈴久名という説がある。
頭装束等を見れば鈴久名が近いような気がする。



鹿頭は鍬形に前立てを付けるタイプで、短めの紙ザイをつける。
前幕は上から赤、黒、赤、白の横繋ぎの布を使い、両側に錦の袂様のものが付いている。

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背中の流しには六字名号が染め抜かれ、「すっか(=シカ 小口袴)」には丸に笹竜胆の紋が入る。この紋は、お盆に廻向をする好心寺の紋であるという。

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綱掛かりでは三頭の鹿が前幕を激しく振りながら勇壮に踊ります。

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最後の引き端もカッコイイです。

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動画でどうぞ。

2017.11.16 |

2017.11.01 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

太鼓は祭りの華 扇流ゑびす太鼓と千歳明神太鼓と

さて本日は、平成29年10月8日に行われました大船渡市三陸町吉浜の新山神社式年大祭から、創作太鼓の競演です。

扇流ゑびす太鼓は、扇洞地区が昭和51年の祭りの際に、釜石市唐丹町花露辺の高橋和雄氏の指導で始めたものという。
もともと五年祭では手踊りの囃し方として太鼓を演奏していたが、この機会から創作太鼓が独立して演奏されるようになった。

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太鼓の他に道化や纏振りなどの工夫をするなど楽しい構成になっています。
五年祭が活動の中心ということで、やはり祭りの復活が大きな弾みとなったようです。

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動画でどうぞ。




そして千歳明神太鼓です。
撥さばきの小手返しは気仙地方独特のものですが、こちらも釜石花露辺と同様に勇壮で迫力のある太鼓として有名です。

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構成員の多くは千歳地区の消防団員ということで、東日本大震災の際には地域住民の避難誘導の中心となり、浸漬後は犠牲になられた方々への鎮魂と被災した皆さんへの励ましを目標として頑張っているようです。

浜の祭りにはこれがないとね!

さて、色々と書いてきた吉浜五年祭ですが、次の開催までには三陸地方ももっと復興がすすんでいることと思いますが、その反面で人口減少と高齢化が心配されます。
しかし、改めて吉浜の風光明媚な景色と、吉浜の人たちの温かい人情にふれて「大丈夫 明日がある」と思った次第です。
次の五年祭も楽しみだ。

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動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2017.11.01 |

2017.10.30 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

吉浜五年祭の新山神社権現舞

さて本日は吉浜五年祭から神輿に供奉する新山神社権現舞です。

三陸地方独特の権現舞の伝播の基点は大船渡市の広田半島周辺に伝承される権現舞のようです。

そこから多様な変化を伴いながら気仙地区広範に流布し、北限は旧南部藩との境である釜石市唐丹町までです。

新山神社から発輿した神輿について歩きます。

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曳き船での供奉

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気仙地方では権現舞(獅子舞)と虎舞が混淆していてます。
権現舞について踊るササラも鳥兜をつけて神楽のようです。
このササラの踊りですが、時折姿勢を低くしてササラ棒を横に振る所作があり格調高い印象を受けます。



動画でどうぞ。

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2017.10.30 |

2017.10.29 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

祭りの華は太鼓と小踊り 吉浜五年祭

さて本日は吉浜五年祭から、祭りの華! 太鼓と小踊りです。

三陸地方の祭りには祭りの氏子集落ごとに芸能を出すのですが、そのうち女性を中心に「余興」と称する手踊りを出すのが特長です。

岩手県の内陸部ではあまり見られませんが、日本海側の秋田や山形県の祭礼では山車の合間の余興として手踊りが出されることが一般的です。海繋がりでそういった波及があったのかもしれません。

という訳で、本日は手踊りの紹介です。
今年の祭りでは根白、千歳、中通、扇洞の4地区で神輿供奉の余興奉納でした。
以前はもっと多くの集落から手踊りが出されていましたが、少子高齢化の波がここにも影響して今年は4組の出演となった次第。

というよりも、もっと大きな問題がこの手踊りにありました。
それは、「太鼓を流して演奏できない」ということです。
前回まではこの手踊りの伴奏にトラックの荷台に太鼓を載せて叩くというスタイルだったのですが、警察からのお達しで動くトラックの上で人間が乗ることはまかりならんということでした。

以前の祭りではこの太鼓山車が練り歩くのが吉浜五年祭の華だったので、非常に残念です。
警察も日常と祭りの日とのメリハリつけてほしいです。
祭り囃子の太鼓山車でトラックの上に人を載せて運行することが国民生活の支障になるのか?安全を確保できないのか?

閑話休題 今年は4団体が出演でした。

根白祭組です




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動画でどうぞ。



次は千歳です

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千歳には明神太鼓という勇壮な太鼓があり、それを引き継いているものです。

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動画でどうぞ。



続いて扇洞です。

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ここには扇洞えびす太鼓という太鼓芸能がありますが、若者たちを中心に頑張って活動しているとのことです。

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動画でどうぞ。



本郷組です

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前回9年前の祭りから比べて今回は4団体の手踊りとなりましたが、なんとか出して盛り上げようとの心意気での出演です。

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動画でどうぞ。

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2017.10.29 |

2017.10.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

吉浜五年祭の曳き船大漁御祝

さて本日は、10月7日・8日に斎行されました 大船渡市三陸町吉浜鎮座の新山神社式年大祭、通称吉浜五年祭についてです。
この式年祭は4年毎に行われていましたが、前々回の平成24年には東日本大震災直後であったため開催が見送られました。
その時のことは、当ブログをご参照くだいさい。⇒「吉浜五年祭 今年は中止」
そして前回の昨年は諸般の事情で見送られました。

そういう訳で、「10年過ぎたら継続は難しくなるべ」という声もあり、復興祈願を込めての開催にこぎつけたということです。



7日は18時から宵宮があり、かつては神輿とともに夜籠りが行われていたが、今回は10月開催で気温が低いため仮社務所に変更されました。平成8年に訪問した際は、別当宅で神輿の前で直会と夜籠りが行われていました。

8日の本祭は天気が良くなり、7時に神事が開始です。

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その後、神輿行列の呼び出しとなりますが、新山神社、市杵島姫神社、大海津見神社の三社から神輿が出るので供奉行列も大勢で1時間程かけて行われました。

画像は先代宮司から引き継いだばかりの渡辺宮司さんです。

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神輿出御です。
東日本大震災の際にはこの鳥居まで波が押し寄せたということです。

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さて、神輿巡行の様子は明日以降に書きますが、今日は祭りの華 曳き船についてです。

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漁から帰る船が浜で待っている人たちに大漁を知らせるために櫂で船底を叩いて音頭を取り、舳先で大漁踊りで囃しながら入港してくる。
大漁旗や籠を振り回しての踊りがいかにも漁師!

機械化された現代の漁業ではあまり見られなくなりましたが、三陸地方の浜の祭りには欠かせない風景です。

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吉浜五年祭での曳き船名物は三艘の船が舳先を並べて旋回することです。
難しい操船技術だと思います。

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動画でどうぞ。


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2017.10.28 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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