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2018.11.13 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

社風流神楽「三番叟」@第17回東和神楽大会

さて本日は、第17回東和神楽大会から社風流神楽で三番叟です。

社風流神楽さんは、東和町の晴山駅の南西近くの町井、舘迫地区で伝承活動をしている団体さんで、消防団員で結成された若手の神楽団体ということです。

幕出し唄

〽 吉が野に 吉が野に 常に絶えせぬ鳴滝の水
 


こちらの神楽団体は、近年に奥州市江刺区梁川東沢目集落に伝承される社風長京神楽を師匠として、現在も演目を習得中ということです。

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さらにいうと、江刺の長京神楽はもともと、東和町から伝承されたものです。

長京神楽の由来について「胆江地方の神楽」誌より抜粋すると

長京神楽は社風(みやぶり)神楽と称し、長京神楽真伝書(巻物)によると
「安政三年正月吉日(一八五六)東和町谷内村丹内山兼両管物部寅氏より伝授されたものである。
社風神楽と申すは天岩屋戸前にて八意思兼命の御意以って、八百寓神を集い、種々の事をなし天宇受売命手紳を以って、神がかりして舞給うぞ始まり成り。天照大御神もその舞振の雅なるをあやしと思ほして、少し岩戸明けて見そなはし給ふ時天手力男命、御手を取って引出し奉りき斯りし程、芽出度き楽にあれば槻不浄をいましめ清浄たるを以って舞ふくし且つ当流を社風神楽と申す。」

とあります。要するに岳流神楽をひく丹内神社社風神楽から伝授されたので社家神楽としての伝承をしているとありますので、現在行われている町井・舘迫の神楽は本家返りとでもいえましょうか。

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長京神楽の存する梁川と、丹内神社の鎮座する東和町谷内とは峠一つ隔てて隣り合っている。
丹内山神社神楽が岳神楽より直伝されたのが宝暦9年(1759)である。
そして安政3年に丹内山大権現社の神楽から野手崎村(現梁川)長京の羽黒派修験金嶺山常宝院別当方全に伝授されたということであえうが、これには別説があり、亨保元年(1716)というものであるが定かでない。


何れにせよ、2年前に江刺民俗芸能フェスティバルで見たときより演目も増えて益々充実していると思いました。
若い神楽衆ですのでこれからの活躍を期待してます。

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2018.11.13 |

2018.11.12 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岳流南川目神楽「権現舞」@第17回東和神楽大会

さて本日は、第17回東和神楽大会から岳流南川目神楽で権現舞です。

南川目神楽さんは、東和町土沢から石鳩岡に行く途中の地区で権現舞に取り組んでいる団体のようです。



下舞です。

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平成元年から石鳩岡神楽さんから指導を受けて権現舞を習得。
地区内の神社奉納や土沢祭り等にも参加しているとのこと。

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権現様の前幕には石上神社とありますが、地域内の鎮守様でしょうか。

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地域の紐帯の中心に権現様があるという感じの岳流南川目神楽さんでした。

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2018.11.12 |

2018.11.11 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ祭り

大償流土沢神楽「水神」@第17回東和神楽大会

さて本日は、第17回東和神楽大会から大償流土沢神楽で水神です。


土沢神楽さんは、花巻市東和町の鏑八幡神社に奉斎する山伏神楽で、正式には早池峰大償流土沢神楽と称します。
大償神楽からの伝承とされていますが時期は明確でないものの、弘化年代の神楽道具などから推測されます。
岩手県指定の無形文化財であるとともに、石鳩岡神楽とともに「記録作成等の無形の民俗文化財」として国選択指定を受けている。

舞い方は早池峰神楽の古い型を残しているといわれ、2月11日の舞初めを始めとして、9月の鏑八幡神社の祭礼などに上演されます。



舞のはじめは片袖に両手を入れて舞う早池峰系によく見られる型です。

龍神が出て、我は日本六十余州の龍神の総王である屏風が岡の大王たり。
音無川の水源に眷属を集めて人間に祟りなさんとす。

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ところが八百万の神々がいち早くそれを知り、滝の水を封じ込めてしまいます。
水が無くなり困った大王は、どうすれば水が得らわるだろうかと御神楽を奏して祈祷します。
眷属もオキ笛を吹いて祈ります。

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そこへ経津主命が現れ、水を粗末にしても人間に祟りはしないか問いただします。

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大王は決してしないこ誓うと、天から雨が降り龍神たちは喜びの舞を舞います。

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めでたく治まったところで、千代の御神楽崩し舞で舞納めます。

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2018.11.11 |

2018.11.10 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岳流石鳩岡神楽「屋島の舞」@第17回東和神楽大会

さて本日は、第17回東和神楽大会から岳流石鳩岡神楽で屋島の舞です。

石鳩岡神楽さんの由来については、当日のプログラムより

「石鳩岡神楽とは岩手県花巻市東和町石鳩岡に伝わる山伏神楽のことである。天保五年(1834)、早池峰岳神楽の小国常盤守より伝授、独立免許されたものである。以来170余年その間には火災による道具の焼失、あるいは座中の欠員等、幾多の危機に遭遇するも、師匠岳神楽と同一に舞える古い舞技を伝えている。そのため。南部家の家紋の双鶴の紋章を幕類装束等―切に使用することを許され、併せて木杯を賜り以来毎年南部家の祭神桜山神社の専属神楽として例大祭に神楽を奉納している。
また、早池峰神社から神楽の存続に対する功績により表彰されている。昭和58年 ∃一ロッパ芸術協議会による、日本特集芸術祭に国際交流基金の派遣団体のうちに選ばれ渡欧―ヶ月にわたり六ヶ国公演する。平成23年3月 国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に選択される。」

とあります。



さて、屋島です。
能楽では修羅物の演目ですが、山伏神楽でも旅の僧の夢物語として描かれて夢幻能のような筋立てになっています。
また、番楽でも好んで上演される演目で、源平合戦の屋島の戦を描写した佳曲とされています。

幕出し唄 

〽 ようよう急ぎ行くほどに ようよう急ぎ行くほどに 屋島の浦にぞ着きにけり

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旅の僣が屋島に住む漁翁に一夜の宿を乞う。
その夜、客僧の求めに応じて漁翁は屋島での源平合戦の様子を語り出す。

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源義経の勇士ぶり、悪七兵衛景清と三保谷での錣引。
激戦の中で佐藤嗣信が義経をかばって能登守教経の矢先に倒れた最期などを語る。

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余りに詳しく語る漁翁に旅僧が名を尋ねると、義経の霊であるとほのめかし消え失せる。

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2018.11.10 |

2018.11.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岳流浮田神楽「奏楽~三番叟」@第17回東和神楽大会

さて本日からは、第17回東和神楽大会のリポートとなります。トップバッターは岳流浮田神楽で奏楽~三番叟です。

同じ日の午前に東和町内芸能発表会が行われ、午後には神楽大会があるということを初めて知りました。

ということで、東和神楽大会です。これも久しぶりです。
ステージには各神楽組の権現様が安置されています。



ということで、この日の神楽の始まりを努めたのは岳流浮田神楽さんでした。
東和町の神楽大会ということで浮田、石鳩岡、南川目、土沢の神楽さんが出演しましたので順に紹介していきます。

この日、神降ろしとして奏楽を担当したのは岳流浮田神楽さんです。

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浮田神楽さんの由来はつぎのとおり

「大正5年2月、阿部藤蔵と佐々木忠孝が発起人となり、岳神楽の伊藤巳太郎から神楽を伝授されて結成。昭和40年に旧東和町の無形文化財に指定され、昭和59年に旧南部藩主の南部家から向鶴紋の使用が許可された。」
浮田地区では平成21年度から大船渡市三陸町崎浜地区とふるさと交流事業を展開し、中山間地域同士でのふれあい・産物の交換・芸能の交流等を通して絆を深めてきた。その縁もあり平成23年の東日本大震災で多大な災害に見舞われた崎浜地区をいち早く支援する行動にもつながったということです。

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さて三番叟。

幕出し歌は 〽 よしがのに よしがのに 日は照とも常に絶えせぬ鳴る瀧の水

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三番叟の由来を説く舎文の後

〽 上をみたれば桂川 下を見たれば愛染川とて流れたり

で軽業の所作にて廻ります

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最後は幕を担いて。友来いの仕草にて舞い納めます。

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2018.11.09 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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