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2022.08.14 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

金津流伊手獅子躍「盆供養」@2022奥州市江刺伊手高林寺

さて本日は、2022年8月13日に奥州市江刺伊手高林寺で行なわれた金津流伊手獅子躍による盂蘭盆供養奉納です。

2年ぶりに訪問してみました。

その前に金津流伊手獅子躍の由来について

「金津流伊手獅子躍の由来は、明治36年(1908)、江刺郡梁川村栗生沢(現奥州市江刺区梁川)の佐藤亀治等から伊手村曽木田の渡辺八百吉等が伝授されて創始した。
平成7年に現踊り組が七代目として相伝され、現代表は稲田文夫さんです。」ということです。

午後3時過ぎに山門下での唄掛けから始まりました



境内にて三光の儀そして供養

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続いて礼庭 三人狂い

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続いて雌獅子狂い 途中から雨が降り出し、前幕が濡れて撥が振りにくそうでした

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最後は住職より御花があがり、投げ草で礼を返す 皆さん雨の中お疲れ様でした。

このあと、伊手地区内を2軒ほど、初盆宅を門付けして歩いたということでした。

地元の菩提寺ということで、盆の入りのこの日は沢山の檀家の皆さんが墓参り帰りに鹿踊を見ていきました。
これが本来の民俗芸能の姿だと再確認下次第。

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動画でどうぞ


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2022.08.14 |

2022.08.13 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岳神楽「権現舞」@2022早池峰神社例大祭宵宮

さて本日は、2022年7月31日に行なわれた早池峰神社例大祭宵宮から岳神楽で権現舞です。

山伏神楽の権現様は、神様が人間の目に見える姿形で現れたということで、神格を持った存在として全ての神楽の最後に舞われるものです。ですので、あらゆる神楽演目は、この権現舞を導くためのものともいえるかもしれません。
二戸地方の山伏神楽では最初に権現舞をする所もありますが、こちらは神楽の前に悪魔祓いと清祓の意味があるようです。

また、早池峰神楽でも昔はこの権現様を奉じて集落を門打して宿神楽を行ったというこです。

ということで下舞は小国会長さんです



山伏神楽の権現様は、神様が人間の目に見える姿形で現れたということで、神格を持った存在として全ての神楽の最後に舞われるものです。ですので、あらゆる神楽演目は、この権現舞を導くためのものともいえるかもしれません。
二戸地方の山伏神楽では最初に権現舞をする所もありますが、こちらは神楽の前に悪魔祓いと清祓の意味があるようです。

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権現舞の利生は、火防祈祷であったり、身体堅固、無病息災、災厄消除などである。

岳神楽の宝暦九年の伝授書にはこうあるという
「権現は伊吹神の御形なり 門戸にて舞う事 家内安全 悪魔降伏 怨敵退散 七難熄滅 七福即生 云々
伊吹の神とは祓戸の神の事であり、人々の犯せる罪穢を残ること無く、身に降りかかる諸々の悪事災難は祓戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く、朝の御霧、夕の御霧を吹き掃らう事の如くに吹き掃らう神々のこと・・・」であり、その神こそ瀬織津姫だとしている。

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以上でこの日の岳神楽の奉納は締めとなります。

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2022.08.13 |

2022.08.12 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岳神楽「諷誦の舞」@2022早池峰神社例大祭宵宮

さて本日は、2022年7月31日に行なわれた早池峰神社例大祭宵宮から岳神楽で諷誦の舞です。

諷誦の舞は、ストーリーのない諸難消除・悪魔降伏の祈祷舞ですが、個人的には山伏神楽最高の荒舞に位置づけてます。

幕出しの前フリから荒神の出現を盛り上げる

〽 センヤーハー 諷誦神ナーオーセー



諷誦の舞は天之尾羽張命、または饒速日命の舞とされている。
天之尾羽張とは伊邪那美が迦具土神を生んだ際に、 その火に焼かれて死んでしまったことを悲しみ、怒った伊邪那岐が、 十拳剣を抜いて迦具土神を斬り殺してしまった。その刀剣のことを天之尾羽張という。

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何やら国家開闢の過程での内部抗争の様相を呈した神話ではありますが、とにかく強靭な神様が刀剣を縦横に振り回して戦ったということは想像に難くないほどの舞です。

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早池峰神社例大祭宵宮で神楽が奉納されるのは3年ぶりということもあり、この日は神楽殿前にはコロナ禍前に劣らない観衆が集まりました。
最初こそは、大声など出さない雰囲気でしたが、こと諷誦の舞が佳境に入ると「ヨシッ」「ウォ!」と声援がかかる。
これぞ早池峰神楽鑑賞の醍醐味!

荒舞に渇望していた観衆が心からのオベーションを送る、舞手と観衆が一体になる瞬間だ。

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2022.08.12 |

2022.08.11 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

岳神楽「天照五穀」@2022早池峰神社例大祭宵宮

さて本日は、2022年7月31日に行なわれた早池峰神社例大祭宵宮から岳神楽で天照五穀です。

三陸気仙地方の七日盆行事について連続投稿してましたが、今日から早池峰神社宵宮神楽奉納リポート再開します。

天照五穀舞は通称「女五穀」といい、天熊人が激しく舞う「五穀舞(男五穀)」の裏舞に位置づけられています。
そして、荒舞としての表五穀に対して非常に優雅で妖艷な趣を持つ舞の手が綴られているのがこの天照五穀舞です。
冒頭の幕出しから後ろ姿で出た天照皇大神が両手を片袖に通して、袖を折敷の如く拝して舞う様は早池峰神楽の女舞では最高の技と言えるのではないかと思われます。

ところで、表舞の男五穀と裏舞の女五穀では登場する神々はほぼ同じですが、順番が異なるため幕出しも対照的です。

男五穀 〽 サンヤー いづくさの おおさんや   (天熊人の出)
     〽 ヨーホー 天照らす            (布刀玉命の出)

女五穀 〽  ヨーホー 天照らす  (天照大神の出)
     〽  センヤーハー いづくさの       (布刀玉命の出)



天照皇大神は月読命に五穀の種を探しに豊葦原の中つ国へ参れと命じますが、月読命は保食神を害します。
次に遣わされた天熊人が、保食神の死骸から五穀の種を見つけ出し、天照皇大神に奉じます。

楽屋舎文
 天照へ献じ奉れば大いに喜ばしめ給いて 今より後は 蒼人草の食で活くべさものなりと宣いて
 畑津物及び田津物を頒かちて是れによって五穀はこの御代よりも始まれり
 天照大神大いに喜ばしめ給いて、高天原に八百万の御神を召し集め、千代の御神楽奏すべし

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以来、豊葦原瑞穂の国では五穀が連綿として豊穣なれることを寿ぎ、千代の御神楽で舞納めます。

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2022.08.11 |

2022.08.10 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

浦浜念仏剣舞「初茶参り」@2022大船渡市三陸町越喜来

さて本日は、2022年8月7日に大船渡市三陸町越喜来地区で行なわれた浦浜念仏剣舞の初茶参りについてです。

浦浜念仏剣舞の由来について

「発祥等は不詳だが、江戸時代中期またはその後に始まったものと推測されている。地元では「けんばい」ではなく「けんべぇ」といわれている。
 念仏剣舞は「反閇(へんばい)の呪術的性格と浄土信仰とが結合したもの」といわれている。
浦浜剣舞は胴取り(太鼓)、笛、踊り手と構成される。
踊り手は八人構成を基本とし、全員仮面をつけ、踊りの中心ささらは赤地の三番叟、主剣舞から四剣舞の五人は毛ザイ男山と女山は鳥兜をかぶる。
 衣装の両袖を脱ぎ背中に付け、両肩を赤い縁取りで高く盛り上げていることから、「脱ぎ垂れ剣舞」または「肩怒り剣舞」の異称をもつ独特のスタイル。
 踊りの演目は七つ、念仏踊・一本扇子・二本扇子・綾踊・十五・長刀・高館(タカダチ)が伝えられている。
 毎年8月5日に地元「円満寺」の施餓鬼法要を踊り初めとし、7日には初茶者(新盆)供養、先祖供養で地区内の家々を訪ね縁側に出された位牌を前にし踊る。」

ということです。

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て初茶参りとは、盂蘭盆に先だつ八月七日に行われるもので、七夕と重なるが日本古来の習俗として盆の諸準備を始める日ともされている日に供養するものです。
新盆宅ではこの日に盆棚を設けて新亡を祀り始め、近隣の人々がこの日から供養に訪れる。
祖霊供養、亡者鎮撫の念仏剣舞も、この日を笠揃いとしているところも多く、門口に新仏の印としての盆旗が掲げられている家々を廻る。

最初は庭元宅にて笠揃い



その後、新盆宅等を念仏供養して歩く訳だが、この日は「泊3軒、南4軒、東3軒、仲9軒、西2軒」の合計21霊位に念仏剣舞を手向けることということでした。

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新仏のある家では縁側に遺影や香炉を置いて剣舞の舞い込みに備える。

ササラが初盆宅で用意した香炉を掲げて踊る。
この時に掛ける歌は、新仏が大人であれば地蔵和讃、子供であれば花和讃

掛け歌

〽 帰命頂礼地蔵和讃 
   香の煙は細けれど
   天に登りて雲となる
   雲は何雲五色雲
   五色の雲のその上に
   地蔵菩薩がお立ちある
   拝むとすれば雲がくれ
   雲は邪険で拝まれぬ
   雲は邪険でなけれども
   わが胸邪険で拝まれぬ

南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏

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新仏のあるお宅では、近隣縁者の皆さんも集まってきており、念仏剣舞によって供養が共になされることを祈願するとともに、同じ部落の若者たちが踊る念仏剣舞に応援の拍手声援をおくっていた。
これは、念仏剣舞の本来あるべき姿であり、浦浜念仏剣舞が地域に根ざした芸能であることを再確認した。

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2022.08.10 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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